知っておかなきゃ後悔するかも!?ハロー効果を恋愛で活かす方法♡
心理学の世界には色々な用語があるものです。「トラウマ」「闘争・逃走反応」など。「ハロー効果」も、その一つです。これは実は、人の本能も絡む重要なもので、知らないと彼氏や夫選びに失敗することもあります!この記事では、ハロー効果についてや恋愛で活かす方法などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね♡
ハロー効果とは?
目立つ特徴に評価が引きずられること。
ハロー効果を最初に唱えた人物はアメリカの心理学者エドワード・ソーンダイク。
彼は「目立つ特徴を持つ初対面の人と向かい合った場合、評価はその特徴に引きずられてしまう」と考えました。
あなたも合コンで出会った男性に、有名な一流企業に勤めていると聞かされたなら、「彼は凄い人!」と思ってしまうのでは?
ソーンダイクはその現象を「ハロー効果」と名付け、20世紀の初頭に発表しました。
なお、「ハロー効果」の「ハロー」とは「光の輪」のこと。
絵画や本の挿絵に登場するイエス・キリストの頭上には「光の輪(HALO)」が輝いていますよね。この光の輪が語源です。
キリストと光の輪の繋がりを知っている人は、光の輪を頭上にいただく人物の絵を観れば、「この人は凄い人なんだろうな」と感じます。
光の輪から相手を「凄い人」と評価してしまう。この現象が、「ハロー効果」を生んだソーンダイクの頭のなかにあったわけです。
ハロー効果が生まれた訳
自己防衛のために誕生!?
そもそもどうして人は目立つ特徴に引きずられてしまうのでしょうか?
恋活や婚活に励んでいる女性は、「もっと正確に相手を判断できるようになりたい!」と思ってしまうかもしれませんね。
ただこの現象は太古の昔に備わった「防衛本能」が絡んでいるようです。
危険な動物や敵に囲まれて生きていた我々の祖先は、悠長に初対面の人や動物を眺めているヒマはありません。
そんなことをしていたら相手に酷いことをされてしまうかもしれませんし、獲物に逃げられてしまう恐れもあります。
ですから彼らは生き延びるためには初対面の相手の特徴を素早くとらえ、これから自分は何をすべきか考えなくてはならなかったわけです!
こんな生活を長く続けた結果、人は無意識のうちにも初対面の相手の目立つ特徴を強く意識するようになりました。自衛のため、体が勝手にそうするようになったのです。
この癖は現代を生きる人達のなかにも生きていて、目立つ特徴を無視できず、ついその特徴で相手を判断してしまう、という傾向を生み出しています。
【参考記事】本能についてもっと知りたいなら!▼
ハロー効果の長所
ハロー効果のお陰で幸せになれることが!
ハロー効果は子供にはあまり見られません。
なぜなら彼らは無知だから。ほとんど何も知らないので、たとえ相手に「私は一流大学の卒業です」とか、「一流企業に勤める○○です」とか聞かされてもピンときません。
つまりハロー効果とは、世間や物事に通じた大人に見られる現象です。
この点には特に問題はないのですが、ただ「目立つ特徴から相手を判断してしまう」行為には長所と短所があります。
例をあげると、「相手のりんかくを素早くとらえられる」ことは良い点の一つです。
相手がどんな人か、脳がいつまでも判断できないでいると、恋活や婚活ははかどりません。つまり恋愛は上手く行きません!
また「一流大学を出て一流企業に勤めている」と聞かされて相手に良い印象を持ち、結婚した結果、幸せになれた、との例はいつの時代もあるものです。
自分の頭のなかにある知識や経験から相手を判断する行為が、幸せをもたらすことは決して珍しくありません。
【参考記事】結婚についてもっと知りたいなら!▼
ハロー効果の短所
先入観のせいで幸せを逃す人も!
世の中には、すぐには「素晴らしい人」と分からない人物もいるものです。
たとえば合コンや恋活パーティーによくいる、「平凡な企業に勤める不器用な男性陣」。
彼らは初対面の異性に、「彼、パッとしないなぁ」「会話も気遣いも下手くそ」なんて思われがちです。
それに「彼はダメ」と考え、さっさと足切りする女性もいますが、この手の男性のなかに、実は良い夫になるタイプや将来の成功者が隠れていることもあるものです。
つまり先入観や第一印象が邪魔をして幸せを逃すときもあるのです。
また「彼、リードが上手だし、良い家の出だから、結婚したら幸せになれそう」と感じ、結婚した結果、夫や義理の両親にいびられ不幸になった、なんてケースも・・・・
ハロー効果の奥にある防衛本能は、恋愛に関心がある女性にとって無視できない存在です。それに長所もあれば、このような短所もある代物なのです!
【参考記事】先入観についてもっと知りたいなら!▼
ハロー効果を恋愛で活かすには?
会話を重ねれば良い恋愛ができるかも!
ハロー効果に引きずられたおかげで幸せになれた人もいれば、失恋や離婚に直面する女性もいるものです。
「幸せになりたい」「素敵な彼氏がほしい」と思うなら、ハロー効果を意識しつつ、相手としっかり向き合いましょう。
たとえ最初に、「彼、○○に勤めてて、友達も大勢いるんだから、きっと良い人よね」と思えても、相手の本当の人柄や将来性がハッキリするまでは、安易な行動は慎み、会話を重ねてくださいね。
最初は「いいな」と思えた人の評価が逆転するかもしれませんし、「パッとしない」と思っていた異性の良さに気づけるはず。
合コンやパーティーで男性と顔を合わせたときは、相手がどんな人であれ、即断即決は避けておきましょう。
【参考記事】失恋についてもっと知りたいなら!▼
writing by love recipe編集部