結婚式の準備の仕方と費用って?目安となる金額や注意点を解説します!
プロポーズされたらあとは結婚式の準備!これが想像以上に大変だったりします。せっかくの晴れ舞台ですから、綿密に計画を立てて挑みたいですよね。ですが初めての場合が多いと思いますし、いつから始めれば良いのか、何から手をつけたら良いのか、よくわからないこともあるのではないでしょうか。しっかり段取りをしておかないと喧嘩の原因にもなってしまいます。今回はそんな結婚式までの準備期間や基礎知識をご紹介します。
目次
12ヶ月~6ヶ月前 プロポーズされたら婚約指輪を…♪
両家の親にあいさつ、顔合わせを行う
親と日程を調整して、結婚の承諾を得るために挨拶に行きましょう。この時に、結納や顔合わせの意見を聞いたり、式を挙げる時期などを相談しておくとスムーズです。結納は正式なスタイルの場合、地域のしきたりによって違いがあるので、両家の意向を確認して納得できる形を話し合い、結納や顔合わせで親睦を深めましょう。
【費用】会食のみ:4万円~14万円
婚約指輪を買う
結婚の約束の証として男性からプレゼントされる婚約指輪。プロポーズされた段階で渡されていない場合は、結納や顔合わせ、前撮り写真を撮る前には届くよう早めに準備しておきましょう。注文方法によって受け取りまでに期間が変わりますが、既製品で1週間以上、オーダーだと1ヶ月以上は必要になります。結婚指輪と重ねづけできる婚約指輪も人気なので、選びに行く際は一緒にチェックしておくといいかも。
【費用】25万円~40万円
結婚式場を探す
会場の資料請求や空き状況を確認して、いくつかピックアップしてから気になる会場へ見学や相談に行ったり、ブライダルフェアに参加して模擬挙式・披露宴を体験してみましょう。挙式スタイルにもよりますが、一般的な挙式・披露宴だと約250~300万円が相場のよう。少人数プランなどを活用すれば、コストは下げることが可能です。挙式のみならば多くても50万円以下で済みます。しかし、すべてが自分たちの出費となるわけではありません。頂いたご祝儀や援助をしてもらった分を差し引けば自己負担分は費用総額よりかなり少なくなります。また、ハネムーンを兼ねた海外ウエディングは100~200万円とリーズナブルで人気ですが、下見ができないのが難点。
【費用】250万円~300万円
招待客のリストアップ
会場の予約と同時に、招待するゲストをリストアップしておきましょう。平均は70名くらいです。新郎側の人数とのバランスや会場の広さやなどを考慮しつつ、どこまで招待するかの線引きは慎重に。決まった段階で、肩書きや連絡先などを新郎側と新婦側に分けてリストを作成。
入籍する日を決める
婚姻届を提出した日が入籍日となります。結婚を機に引っ越しをする場合は、先に済ませておくといろいろな手続きがスムーズに。婚姻届を提出する際に必要な戸籍謄本なども、結婚式の準備が本格的に始まる前に用意しちゃいましょう。また、婚姻届のほかにも手続きをしなければなりません。住所と苗字が変わるわけですから、提出後は免許証やパスポートといった各種証明書の変更も忘れずに。
【費用】戸籍謄本の手数料:450円
5ヶ月前~4ヶ月前 プレ花嫁の挙式準備スタート!
結婚を報告する
職場や友人に結婚の報告をしましょう。職場では、まず上司に報告をして、式への招待の有無や結婚後の働き方について話し合いをしてから、先輩→同僚の順番に報告。また、結婚休暇をとる必要があれば届け出を提出し、結婚後に退職するのであれば社会保険に関する書類を提出する必要があります。
ドレス選び
ドレスは頻繁に着るものではないので大半の方はレンタルです。衣装合わせは何度か足を運んで決めるため、彼や母親にも来てもらい意見を聞いてみるのも良いでしょう。お色直しを検討しているのであれば、平均で20万円くらい加算、グローブやアクセサリーなどの小物レンタルも別料金が発生します。また、式場の提携ショップ以外で調達したドレスを披露宴会場に持ち込む際は、持ち込み料が発生する場合があるのでご注意を。
【費用】ウェディングドレス:20万円~30万円
花嫁のための準備開始
式当日に最も美しくなるように、コンディションを整えるブライダルエステ。早くて6ヶ月前、遅くても3ヶ月前には検討しましょう。また、ヘアメイクの検討、ブーケなどのアイテムもこの時期からスケジュールを立てて、準備を始めておきましょう。最近では、前撮り撮影用のアイテムからウェルカムボードまで自分で作る「花嫁DIY」がブームのよう。ふたりの世界観を安くおしゃれに演出したいプレ花嫁におすすめです。
【費用】ブライダルエステ:2万円~12万円
披露宴の進行と演出を決める
晴れて夫婦になったふたりのお披露目をするのが披露宴。スピーチをはじめ、乾杯や余興、お色直しに親への手紙などイベントが盛りだくさんですが、第一はゲストへのおもてなし。一般的な所要時間の2時間半を目安にウェディングプランナーさんと流れを相談しながら、ふたりらしい演出でゲストを楽しませましょう。また、余興をお願いする際は、決まった時点ですぐに連絡をしておきましょう。
3ヶ月~2ヶ月前 必要なアイテムの準備を終わらせよう!
結婚指輪を買う
永遠の愛の誓いの証としてふたりで交換する結婚指輪。左手の薬指に日ごろからはめるもので、婚約指輪とは違います。結婚指輪の予算は10万円ほどというカップルが多いようです。たくさんのブランドがあるので迷ってしまいます。一生に一度のものなので、後悔のないよう納得のいく着け心地・デザインのものをふたりで選べるといいですね。
【費用】10万円~20万円
招待状を送る
招待状を送る前に、事前に連絡をしておくのがマナー。住所を聞くタイミングで、あらかじめ日時と出席してもらえるか確認しておきましょう。返信の期日は1ヶ月前くらいに設定し、「招待状・会場の地図・返信はがき・慶事用切手」を入れて封筒に慶事用切手を貼ります。スピーチや余興をお願いする人には、メッセージカードも同封しましょう。発送と消印は、大安か友引がいいとされています。
アイテムや用意するものを決める
プロフィールブックや席次表のペーパーアイテムの準備をしましょう。こちらも手作りしている女性が増えているようです。挙式を済ませた先輩花嫁のアドバイスやSNS・ネットで情報収集をしてみるといいかも。また、この時期には引出物・引菓子も決定を。性別や世代、ゲストとの関係性などで分けて両家で話し合って選ぶと、より喜ばれることでしょう。受付や主賓などをお願いする人にはお礼として3000~1万円程度を包み、遠方から出席してもらう人にはお車代として交通費の半額~全額負担する用意も。
【費用】引出物一人あたり:5000円~6000円
二次会を決める
二次会を行う場合、新郎新婦で実施することもありますが、結婚式の準備で忙しい時期に入り手が回らなくなるので、友人に幹事をお願いするケースが多いようです。二次会に招待するゲストのリストアップと招待状の発送、会場選びは自分たちで行うなど、幹事と協力しながら企画の準備を始めましょう。
【費用】一人当たり:4000円~6000円
新婚旅行の計画を立てる
かつては結婚式の翌日に出発が一般的でしたが、今は新婚旅行も多様化している時代。翌日出発は、休暇が取りやすく気持ちが盛り上がったまま出掛けられますが、結婚式の後片付けや疲れが残ったまま旅立たなければいけないデメリットもあります。仕事の都合やベストシーズンに合わせて検討を。
【費用】30万円~50万円
前撮りを検討する
結婚式当日はゆっくりと写真を撮る時間が少ないため、別の日にプロのカメラマンに撮影してもらいましょう。結婚式では着られない衣装をここで着ることができるので、白無垢などの和装が人気。前撮り写真は、記念写真のほか、ウエルカムボードや式で流す映像、結婚報告のはがきなどにも役立ちます。
【費用】5万円~10万円
1ヶ月前~1週間前 花嫁に欠かせない演出も大詰めに!
ヘアメイクのリハーサルをする
髪の長さや色が当日に近い状態でできるようこの時期にリハーサルの予約を入れて、自分のイメージしているヘアメイクの写真や雑誌の切り抜きを用意しておくとスムーズです。自分でメイクをしても良いですが、普段と同じようなメイクだとドレス姿には物足りない可能性もあるので、仕上がりを見てヘアメイクをしてもらうか検討を。
【費用】2万円~3万円
花嫁の手紙を書く
親や家族に感謝の気持ちを伝える手紙は、披露宴のクライマックスの演出に欠かせません。今まで育ててくれたことへの感謝から思い出を振り返るエピソード、新郎の親に対する気持ちと新生活への決意、ゲストに対する感謝の言葉まで「導入(書き出し)」「展開(エピソード)」「結び」の構成で、3~5分を目安に自分らしい言葉でまとめましょう。
1週間~前日 挙式・披露宴・二次会の最終チェック!
ブライダルネイルをする
挙式の指輪の交換や披露宴の乾杯やテーブルラウンドなど、手元に視線がいくシーンがたくさんあるので、指先までキレイに仕上げたいですよね。白やピンク系の淡い色をベースにスワロフスキーやパールをポイントにしたデザインが人気ですが、パーツによってはドレスに引っかかってしまうトラブルが起こる原因になるので表面はしっかりコーティングしてもらいましょう。
【費用】5000円~1万円
最終打ち合わせをする
当日の進行手順、最終的な人数、最終見積もり、料理、写真やビデオなどが依頼した通りに手配されているか確認を行います。支払いは会場によって変わりますが、1週間前~前日までに振り込むのが一般的。前日には搬入したものが揃っているか確認も忘れずに。また、受付や司会、二次会の幹事などを依頼した友人との最終チェックもしっかりと行いましょう。
式前日の過ごし方
前日までに準備を終わらせて、なるべくリラックスして結婚式当日を迎えることが出来るようにしましょう。家族と同居している方にとっては、家族と過ごす最後の日になります。親に感謝の気持ちを伝えることも多い貴重な時間ですが、涙で翌日に目が腫れないようご注意を。彼と過ごす人も前日はゆっくり過ごし、寝不足で目にクマができるなんてことのないように、早めの就寝を心掛けることも大切です。
式後~2ヶ月以内 結婚式後にすること
結婚内祝いのお返し
結婚式に招待できなかった人や招待したけど出席できなかった人からご祝儀や結婚祝いをいただいた場合は、お祝いのお返しをします。新生活で慌ただしいと、お返しの贈り忘れなどがでる可能性もあるので、リストを作成しておくと便利です。いただいた金額~三分の一を目安に、カタログやタオル、食器などの商品を挙式後1ヶ月以内に贈りましょう。
【費用】1万円~3万円
結婚報告はがき
結婚式に招待した人だけでなく、招待できなかった人などに結婚したことを報告します。結婚式当日の写真や前撮り写真を使って改めて結婚報告を、新居を構えた場合は転居報告も兼ねてお礼を伝えましょう。通常は挙式後1ヶ月~2ヶ月以内とされていますが、秋~冬に式を挙げた場合は年賀状、春~夏に式を挙げた場合は暑中見舞いに合わせて送る人も増えています。
【費用】2600円~8000円
結婚の準備を怠ると喧嘩になることも…
結婚の準備は大変で面倒なもの。働きながら準備していると、計画通りに進まずストレスが溜まってイライラしたり喧嘩になってしまうカップルも多いようです。また、結婚式を絶対に成功させたいと思う気持ちが強すぎてもすれ違いが生まれやすく、彼から「めんどくさい」「もう疲れた」と言われて、つらい思いをすることも…。大好きだから結婚を決意したのに破談なんてことにならないように、事前に手順を把握して余裕を持って準備することが大事です。
writing by love recipe編集部