理想のランニングフォームとは?走る基本姿勢を教えて!
【質問】速く走りながらきれいなフォームを作りたい
りん/女性/17歳
私は、足が速い方です。しかしフォームが汚く、いつも無駄な体力を使っていそうと言われ、実際私もそう思います。速く走りながらきれいなフォームをつくるにはどうすればいいですか?教えて下さい!
【回答】綺麗なフォームを作るためのポイント
監修者/池野百恵
速く走りながらきれいなフォームを作るには難易度が高いので、まずは動作を細分化して行う事を提案致します。
走る時にポイントなるのは、骨盤と背骨、そして肩甲骨です。
ポイント①骨盤
両腰に手をあてて頂き、恥骨に指先をあて両手で三角形を作ります。下腹部に力を入れて骨盤を自然な傾きに整えましょう。
この状態を骨盤ニュートラルポジションとします。
もう一度両腰に手をあててニュートラルポジションを保ったまま片足立ちになります。
足裏で地面を押すようにし、支持脚側のお尻に力が入っている事を確認し、交互に脚を入れ替え身体を骨盤で支える練習を行います。
ポイント②背骨
目標:10回ずつ×2セット
走っている時の背骨は左右に動いたりしないように安定させる事がポイントです。
背骨が左右に蛇行させないようにするためには、四つん這い状態で練習するのがお薦めです。
①四つん這いの状態になって頂き、肩の下に手首、お尻の下に膝がくるようにします。
②お腹に力を入れて背骨を安定させることを意識できたら、息を吐きながら右手と左脚を同時に前後に伸ばします。
この時背骨や骨盤が左右に蛇行しないように注意しましょう。
③息を吸いながら右手と左脚を同時に降ろし、反対も同時に行います。
ポイント③肩甲骨
上半身の要である肩甲骨ですが、走っている時に意識するのはついつい脚ばかり。
肩甲骨の動きを走っている時にも感じれるように練習しましょう。
まずは、長座になって頂き、床に対して骨盤を垂直に保ちます。太ももの後ろが硬い方は膝を曲げて頂いて構いません。
お腹に力を入れて姿勢を正したら、肩甲骨を背骨に寄せたり離したり、腕と共に動かします。
腕を積極的に動かすことによって骨盤が一緒に動くようになると上半身と下半身が連動してきます。
writing by 池野百恵