短い期間でマイナス5kgをめざすダイエットプログラム
ダイエットを始めようとするときに大切なのが『本当にダイエットが必要?』と一旦冷静になってみることです。あなたの目指すダイエットとは?どこまでを求めているのかをしっかりと見極めましょう。
目次
あなたにはダイエットが必要?
ダイエットを始めようとするときに大切なのが『本当にダイエットが必要?』と一旦冷静になってみることです。
そして『ダイエットが成功した後』を思案することです。それによってダイエットの方法も変わるということも理解しましょう。
あなたの目指すダイエットとは?
例えば、ミスコンテストで優勝するならば、それは何を差し置いてもまずは見た目が大切要素ですから、生活の全てをかけてコンテストに照準をあわせたカラダ創りが必須でしょう。
アスリートも同じです。有名なフィギュアスケートの選手は500g増えただけでジャンプの回転が出来なくなるそうですが、あなたの目指すダイエットがどこまでを求めているのかをしっかりと見極めましょう。
つまりは、フィギュアスケートの選手や世界的なバレリーナを目指しているのではないならば、同じダイエットをしても仕方がないという訳です。
あなたのカラダを知る
ダイエットに必要なのは【知力】【体力】【内臓力】です。
混沌とした情報から、自分にあったものをチョイスするために必要なのは、あなた自身のカラダについて【知ること】、そして【カラダ創り】を行う事【内臓力】高めて太りにくいカラダを育むことです。あなたのカラダを知るための一つの指標となるのがBMIの値です。計算式に沿って数値を出してみましょう。
BMIとは、病有率が一番低い理想のカラダを維持するために望ましいとされる指数です。
BMI=体重÷身長(m)÷身長(m)
年齢性別によって若干ことなりますが、あなたが算出した数値が「22」であればBESTです。
それ以上であれば、「22」に近づけるためにダイエットを行う必要があるでしょう。
一方この数値以下であるなら、やせ急ぐ必要はないということです。ですが、この数値はあくまでも一つの“指標”ですから、ダイエットを希望する場合は、あなたの目的にあわせて危険やリバウンドのないメニューを採り入れるようにしましょう。
仮想ダイエット A子さんのケース
それでは、仮に158cm/54.9kgの女性A子さんがダイエットにチャレンジする設定でプログラムミングをおこなってみますので、皆さんもこの女性になった気持ちで一緒にダイエットにチャレンジしてみましょう♪
Step1 プロファイル~ボディーチェック~
先ずはA子さんのBMIを計算しましょう。
計算式はBMI=体重÷身長(m)÷身長(m)です。
A子さんに当てはめると54.9㎏÷1.58m÷1.58m=21.99 ですから、数値的に見ると有病率の低いベストなバランスと言えますね。本来はダイエットの必要はありません。
Step2 プロファイル~A子さんの想い~
A子さんは現在28歳。半年後に海外での結婚式を控えています。どうしてもマーメイドスタイルのウェディングドレスが着たいので、5キロ減らしてなんとか40kg台のボディーを手に入れたいと思っています。
Step3 プロファイル~A子さんの職業~
A子さんはアパレル業に勤務。事務系なのですがたまには深夜までの残業があり、規則正しい食生活とまではいかない毎日。加えてマンションでの独り暮らしなので、食生活もついつい乱れ気味です。通勤は電車30分、徒歩15分の距離です。
リバウンド防止対策
リバウンドを防ぐためには、1か月に減らす体重は現体重の5%未満に抑えること。
1か月目…54.9㎏×0.05=2.745㎏ (目標体重52.15㎏)
2か月目…(54.9㎏-2.745)×0.05=2.60㎏ (目標体重49.55㎏)
計算上では3か月目には理想の体重をGET!!
1か月目① お腹をへこませて気分爽快
ダイエットの鍵になるのは『やせたという実感』です。気分を爽快にするために、まずはウエストまわりをスッキリさせましょう。この作戦に最適なのは『土日限定ダイエットプログラム』です。A子さんは、早速このプログラムを実践。
しっかりと準備をして初の土日がスタートです。バスルームでもボディーチェックも、花嫁姿を想像しながら行えば本当に楽しい♪
『くびれ、くびれ♪』と囁きながら、ウエストの贅肉ちゃんを摘まんでみました。運動もしっかり、駅までは足首を大げさに動かして大股で歩きました。バスタブでは大好きなベルガモットの香に包まれてリラクゼーション。結果は良好です。
1回のプログラムで1.5㎏減少しました。目標までの体重はあと約1.25kg。
1か月目② 朝食と運動で目標値を目指す
食事編
土日限定ダイエットの後は、日常生活の中で一部を継続します。朝食は7:30に300㏄のカフェオレを1杯。もちろん砂糖もしっかり入れています。昼食は制限なし。
よく噛んでゆっくり食べることと、『腹8分目』の量にだけ気をつけて会社の仲間と共に好きなものを食べます。夕食は19:00ごろに和食中心のメニューで、お肉かお魚を必ず取り入れます。昼食同様に注意してゆっくりと食事します。
自宅での食事の回数も意識的に増やします。就寝までに空腹を感じたら、夜食にはもちろん飲むヨーグルトを継続です。
運動編
A子さんの会社の最寄駅は2つの駅の中程にあるので、遠い方の駅まで歩くことにします。会社⇔駅&自宅⇔駅の徒歩は、早歩きで快活に!
少し汗ばむ程度のスピードですので、電車に乗る際には体温調節が図れるような洋服を選び、風邪には十分注意しましょう。
1か月目③ 1か月終了時のボディーチェック
1か月目のダイエット期間に体重を量るのはたったの2回だけ。毎日量ってはいけません。僅かな変化に一喜一憂するのではなく、絶えず緊張感を持ってダイエットに臨むことがこのプログラムのPOINTです。
月末に2回目の体重を量ります。
結果は良好!更に1kg減少していました。目標達成です。250gは体重計の誤差範囲。気にしないで成果を称えましょう!!
2か月目① 持続
2か月目に大切な事は持続です。でも同じ方法では飽きてしまいますから、これを機に料理も上手になってしまいましょう!
ダイエットの成功と彼との結婚生活が楽しくなるように。男子は胃袋をつかめ!は今も昔も変わりないのですよ。
2か月目② 日常の食事
朝食はカフェオレの他に、好きなフルーツと牛乳やヨーグルトで作る「オリジナルジュース」がおススメです。
レシピはお好みのフルーツ+牛乳200CC+砂糖ティースプーン2杯程度。ここで砂糖を抜いてはいけません。
糖質は朝の脳への大事な栄養素です。昼食は1か月目と同じでかまいません。
2か月目③ 感覚
ダイエットの継続に必要なものとして『やせた感覚』がわかるようになることです。そのため、2か月目も体重は毎日量ってはいけません。『少しやせた?』という感覚があった時に量ります。そうすればその感覚が心地よくなり、ダイエットを継続することができるようになります。
逆に『太った?』と思えた時にも体重計に載ります。
実際に太ってしまっていた場合は、翌日の食事を減らすなどの対策を即座に講じます。見過ごさないという厳しさも必要です。減量目標はあと2.6㎏。
2か月目④ 再挑戦
思うように体重が減少していないA子さんは、もう一度『土日限定ダイエット』を実施することにしました。
内容は全く同じようにして、ラストスパートを頑張り抜きます。結果は良好です。でもあと1キロが減りませんでした。
2か月目⑤ ゆとりを持つ
ダイエットが上手くいかなかったときのために、そのスケジュールにゆとりを持つことが大事です。A子さんに残された期間はまだ3か月ありますので、ヤセ急ぐ必要はありません。
『1キロなんて誤差範囲!!』と思える位にココロにゆとりを持ってダイエットに臨んで丁度いいのです。
3か月目 習慣となる
A子さんはこの2か月でダイエットが日常のものとして身に付きました。このことが大切です。
『やせたと思う感覚』『?太ったと感じる感覚』そして『体重の僅かな増減に一喜一憂しない』も含めて、これが太りにくいココロとカラダを育むために必要な「習慣」なのです。
見事にこの「習慣」が身に付いたA子さんは、3か月目の中ごろに目標であった49kgの体重にたどり着きました。
さて、ここからが最も大切です。
目標の達成感が裏目に出ないように日常を過ごそうと誓ったのでした。A子さんの仮想ダイエットはこれにておしまいです。
皆さんもご自分にあったダイエット方法をサイト内から探し出して、【知力】【体力】【内臓力】で理想のカラダをGETMしてくださいね♪
writing by 高梨由美