昔と顔が変わった?骨格が目立ってくる原因と対策
「年齢とともに頬骨が目立つようになってきた」「最近、昔と比べて何となく顔の形が変わってきた気がする」…そんな違和感はありませんか?骨格が目立ってくる原因と対策を紹介します。
加齢によるいわゆる“老け顔”の原因
加齢による、いわゆる“老け顔”は、気になるパーツだけをとらえてしまいがちですが、筋肉、皮膚、脂肪、骨などの組織が萎縮して、ボリュームを失い、バランスが崩れて顔全体に起こる現象です。
年齢を重ねるとともに顔の皮膚や骨が萎縮すると、目の周りの眼窩(眼球の入っている骨のくぼみ)が拡大して目がくぼんだ状態になり、目の下にしわやたるみができ、まぶたがたるんでぼーっとした印象になりがち。
また、こめかみの部分がくぼんでごつごつとした印象になったり、頬の筋肉が下がって頬がこけたように見えたり、眉間が平らになってふっくらとした曲線が失われます。
特に、頬骨や眉骨の“骨感”が目立つことが、その人の年齢感をあらわしていると言えます。
脂肪組織が下垂し整っていたフェイスラインも崩れる
さらに、脂肪組織が下垂して、昔は卵型に整っていたフェイスラインが崩れ、がたがたとしたシルエットになってしまうことで年齢感がでてしまうことに…。鼻の骨も平たん化して先端が下がり、小鼻が横に広がって、鼻の存在感が目立つようになります。
口周りの筋肉が萎縮すると、口角が下がり、口元全体がへこんだ状態になったり、マリオネットラインが発生してしまうことも。
肌のターンオーバー(新陳代謝)が滞る
また、加齢とともに肌のターンオーバー(新陳代謝)が滞るようになると、シミやくすみが目立つようになり、ハリ・ツヤの低下した質感が”老け顔“を加速させることに。
このような老け顔を防ぐためにできることは、顔の筋肉を衰えさせないための”筋トレ“です。
口角を意識して上に持ち上げるようにしたり、口の中から舌を頬の裏側に押し付けながらぐるっと回したり、口を大きく開けて頬を左右に動かしたりして、口周りの筋肉をきたえましょう。
極端なダイエットもNG。頬がこけて影ができ、老け顔を招いてしまいます。
さらに、体重が変わっていないのに「痩せた?」と言われたら要注意。それは、「老けた?」と同じこと。
老け顔を防ぐにも、適度な運動とバランスの取れた食生活が大切なのです。
writing by 松村圭子