乳首が陥没している…陥没乳首の原因とは?治し方は?
乳首が陥没していて彼とHする時に気になってHに集中できない。陥没乳首ってどういうこと?
約2~10%の頻度で発生する陥没乳頭
女性は思春期になると乳房が発育し、乳頭も出てくるのですが、乳頭が乳輪から突出せず内側に埋没した状態を陥没乳頭といいます。
約2~10%の頻度で発生すると言われており、最近の若い女性に増えてきている疾患です。
陥没乳頭には、刺激を与えたり吸引したりしても出てこない「真性陥没乳頭」と、刺激を加えれば出てくる「仮性陥没乳頭」があります。
陥没乳頭の原因
原因としては、乳管が発育障害のために長さが短くなってしまい、乳頭の内側から引っ張られたような状態になることが挙げられます。
また、乳腺炎後の組織の癒着によって陥没してしまうこともあります。
美容面でも問題になる陥没乳頭ですが、最も重要なことは、妊娠しても乳頭が突出してこないと授乳が不可能になることです。
そうなると、乳房はパンパンに張って痛みを伴うようになり、乳児も乳頭を加えられないために機嫌が悪くなってしまいます。
陥没乳頭の治療
治療としては、仮性陥没乳頭の場合はマッサージや吸引などで改善することができますが、真性陥没乳頭の場合は手術を行います。
局所麻酔をして、乳頭の付け根に2~3箇所の小切開を行い、引きつれをとって陥没した乳頭を持ち上げます。
手術用の拡大鏡を用いて乳管を傷つけないようにしながら行うので、授乳はできます。
陥没乳頭の治療費用
授乳障害がある陥没乳頭においては、健康保険の適用になり、費用は両側でだいたい6万円前後です。
保険適用になるのは、今後授乳の予定がある人で、陥没乳頭が原因で授乳が困難になると思われる場合の40歳未満の女性です。
保険が利かない場合は、クリニックにもよりますがだいたい30~40万円程度かかるようです。
最近では閉経後でも、タオルで隠さず堂々と温泉に入りたい、長年のコンプレックスを解消したいという女性が手術を受けるケースも増えているようです。
writing by 松村圭子