歯を白くする方法!黄ばみの原因と自宅でできるホワイトニング
自分の歯が汚く見えるのではないかと気になっている方も多いのではないでしょうか。せっかく毎日歯を磨いているのに、歯が汚く見られてしまうと残念ですよね。『歯の黄ばみの原因』『歯を白く保つためのブラッシング法』『歯を白く保つその他の方法』をご紹介します。
歯は本来真っ白ではない!?
歯は本来真っ白なものではなく、多少黄色がかっているものですが、白い歯はとても魅力的にうつり、憧れる人も多いのでは?
歯が黄ばんでいると、他人からの印象を悪くしてしまったり、また黄ばみを気にして笑い顔が不自然になったり、それがコンプレックスとなって自分に自信をなくしてしまうことも。中には歯の黄ばみに自分では気づいていないこともあります。
集合写真を見て初めて気づくなんていうこともあるかも知れません。歯の色も、髪の毛や肌の色と同じように個人差があるのは当然ですが、普段の生活習慣や食べるものなどによっても左右されます。
歯の黄ばみの原因
歯の黄ばみは、タバコのヤニや歯垢など歯に付着した汚れが主な原因です。コーヒーや紅茶、赤ワインやカレーなど色素の濃い飲食物によっても徐々に歯は黄ばみ、摂取する量が増えれば増えるほど歯の表面に色素が沈着します。
また、加齢によっても歯が黄ばんできます。加齢とともに、歯の表面のエナメル質が透き通り、歯の本体となる象牙質の黄褐色が反映されて黄色く見えるようになるのです。
もともと日本人は欧米人に比較してエナメル質が薄いため、歯の色がより黄色く見えてしまう傾向にあります。
また、虫歯が進行して中心にある神経まで冒された場合や、虫歯の治療などで神経を取ってしまった場合、妊娠時や子供の頃にテトラサイクリン系の抗生物質を内服した場合も歯が透明度を失って変色することがあります。
歯を白く保つためのブラッシング法
歯を白く保つには、毎日の正しいブラッシングが不可欠。歯ブラシは、歯の奥まで届くくらいの小さめのものを選ぶようにします。
前歯二本分くらいの大きさがよいでしょう。硬さは、やや硬めで毛先に弾力性のあるものがおススメです。毛先が歯ブラシの柄からはみ出してきたら取り替えるようにしましょう。
だいたい月に一本くらいが目安です。ブラッシングのポイントは、力を入れ過ぎず、“サラサラ”とみがくこと。みがく場所によってこまめにブラシの持ち方を変えるようにしましょう。
歯を白く保つその他の方法
睡眠中は唾液の分泌量が減少し、細菌が増殖しやすくなるので、寝る前には特に念入りにみがくことが大切です。
歯垢をからめとる作用のあるハイドロキシアパタイト入りの歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。研磨剤入りの歯磨き粉を使用する場合は、磨き過ぎると歯の表面が削れてしまうことがあるので注意が必要です。
黄ばんだ歯を歯磨きだけで真っ白い歯に取り戻すことはなかなか難しいことですが、正しいブラッシング法を習慣づけ、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を利用して毎日の着色汚れを予防することは可能です。
短期間により高いホワイトニング効果を期待する場合は、歯科医院でのホワイトニングもよいでしょう。過酸化水素のホワイトニグ剤を使用し、光の化学反応によって薬剤の効果を高めることで、短期間で歯を白くすることが可能ですが、効果には個人差があります。
writing by 松村圭子