拒食症など、摂食障害を克服したい人へのアドバイス
女性に多いとされる『摂食障害』ですが、有名なフィギュアスケート選手の突然の引退の理由がこの事と発表され、世間に衝撃を与えたのは記憶に新しいですね。16~20歳迄の4年間にこのつらい状況を経験した執筆者の私より、『摂食障害』を乗り越えるための究極のアドバイスをさせて頂きます。
目次
『摂食障害』の多くは…
過食だけならば、それは肥満になるだけで済むことなのですが、問題は摂食障害の多くは『拒食』と『過食』と繰り返し、やがて心身のバランスを失ってやがて『うつ』の状態にまで発展しまうことなのです。
どうして『拒食』と『過食』を繰り返すのか?
『拒食の状況』
摂食障害を経験した人の多くは『拒食がその入り口だった』と言います。
何らかの要因によって起こる『拒食』を引き起こす代表ともいえるのは「過激なダイエット」です。
この過激なダイエットが進むと「レタス1枚食べても太る…」というバカげた思考へと導かれます。これが『拒食の状況』です。
『過食の状況』
拒食の状況に置かれ、生命の危機を察した「脳」は自らの命を守るために「食べろ!!!」という指令を出します。
これまで抑えつけられていた反動で食欲が異常なほどに増し、必要以上の食べ物を摂取する…これが『過食の状況』です。
「食べてしまった」という罪の意識から、吐く・下剤を飲むなどの行為を行い、そしてまた『拒食の状況』へと戻ってゆきます。
『摂食障害の状況』
『拒食の状況』⇒『過食の状況』⇒『拒食の状況』を繰り返し、やがて自己コントロール不能な『摂食障害』へと陥ってしまうのです。
摂食障害克服のために~その①~
辛いく切ない摂食障害に陥らない、あるいはそこから脱出するためには、何といっても正しい知識を持つことです。
そして、もう一つは混沌とする誤った情報や商用の宣伝文句に惑わされないことです。
例えば…過激なまでの『糖質制限』、『炭水化物は太る』『置き換え』『○○フリー』等がその代表と言えるでしょう!!
等サイト内では、体内環境学に基づく様々な情報を執筆者の責任をもってご紹介させていただいています。
摂食障害克服のために~その②~
あなたの周りの人々に声高らかに「ダイエットやめました~!!」宣言をすることです。
その宣言を歓迎してくれる人たちの多さと、周囲の人があなたを見守ってくれていたことに気付くでしょう。
そしてその温かさに触れて、独りで苦しんでいた『摂食障害』が必ず良い方向に向かうでしょう。
摂食障害克服のために~その③~
最後に私が行った究極の治療をお教えします。それは『私のことを誰一人知らない』という環境に身を置くことでした。
私の性格も、私の過去も、私が摂食障害で苦しんでいることも、私の名前さえ知らない…家族のもとさえ離れて、そんな環境で仕事を始めたら2か月もしない間に普通にご飯が食べられるようになりました。
摂食障害克服の鍵は『自分自身を解放してあげる』ことなのです。さあ、勇気を出してあなた自身を、あなたから解放してあげて下さい。
夜明けの来ない夜はないのですから…(^^)
writing by 高梨由美