うまみ成分で満足度UP!ダイエットしながら料理上手になろう!
ダイエット中だからこそ満足度の高い食事を摂りたいものですね。今回は「うま味」に関する基礎知識と食事メニューをご紹介します。
目次
五味を知ろう♪
私達は食品に含まれる5つの味を舌で感じることができます。
この基本の味を「五味」といい、食品の会社のプロたちは『五味テスト』なるものを受けて、味覚を研ぎ澄ます訓練をうけている場合も多くあります。五味は次の通りです。
・甘味
・酸味
・塩味
・苦味
・うま味
うま味に注目!
「うま味」を感じる物質の代表として『グルタミン酸』『イノシン酸』『グアニル酸』などがよく知られるところです。
これらをうまく取り込んだメニューは「おいしさ」をより感じるために、ダイエット中の食事にも十分に満足を与えてくれます。
風味にも着目!
うま味成分と同時に大切な美味しさは「風味」です。
これは日本人独特の感覚ともいわれていますが、料理を食べたときに香る『口から鼻に抜けてゆく味わい』のことです。
これも美味しい食事にするための大切な要素なのです。
簡単メニュー Part①
『金目鯛の粕漬』材料:2人分
①酒粕:300g
②鰹節や煮干しの出汁:200cc
③塩:大さじ1
④みりん:大さじ1
⑤金目鯛:半身(酒大さじ1と塩少々で下味をつけ15分。水気をペーパーで取る)
作り方
(1)①~④をフードプロセッサー(ミキサーでもOK)に入れて混ぜる。
(2)バットに⑤を入れて酒粕を両面に塗り、ラップをして冷蔵庫で3日位漬け込む。
(3)(2)をグリルで両面焼く。
ダイエットとうま味のポイント酒粕にはカラダに取り入れた栄養素をエネルギーに代える力をUPさせるビタミンB群が豊富に含まれています。
また胃腸の働きを活発にする食物繊維や酵母も多く含まれています。
これらと金目鯛や煮干し、鰹節に含まれる『グルタミン酸』『イノシン酸』、焼き魚の香ばしい匂いが満足度を上げてくれます。
簡単メニュー Part②
『油揚げと小松菜の和え物~しらす添え~』材料:2人分
①油揚げ:1枚(オーブントースターで2分位焼き1㎝幅に切る)
②小松菜:1/2束(湯がいて4~5㎝に切る)
③焼きのり:1/2枚(1.5㎝角位に手で切る)
④めんつゆ:大さじ2杯
⑤しらす干し:適量
作り方
(1)①~④をボウルに入れて和える。
(2)小鉢に盛り付け⑤を振りかける。
ダイエットとうま味のポイント小松菜はダイエットの食事で不足しがちな鉄やカルシウムが多く含まれています。
油揚げやシラスに含まれる『グルタミン酸』、めんつゆに使用される鰹節の『イノシン酸』や焼きのりの風味がおいしさUP!!
簡単メニュー Part③
『甘酒白玉』材料:2人分
①白玉:10個(苺の汁や抹茶で色を付けるとなお良い)
②甘酒(米麹使用):150CC
③牛乳:50CC
作り方
(1)ガラスの器に甘酒を入れ、白玉を落とす。
ダイエットとうま味のポイント甘酒の材料である麹にはうま味成分のグルタミン酸だけでなく、腸の働きを盛んにする乳酸菌も含まれますので、ダイエットメニューには最適。
更には牛乳をプラスすることでデザート感覚を高めるだけでなく、甘酒に含まれるビタミンB6との食べ合わせ効果でHappyホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促進させますので、ダイエット中の不安定な精神状況の方にもおすすめです。
writing by 高梨由美