見た目も健康にも良くない猫背を改善するストレッチのやり方
猫背になると、「消極的」「暗そう」などと見た目にマイナスなイメージを与えるだけでなく、頭痛や肩こり、首のこり、腰痛、胃もたれなどさまざまな不調をもたらしてしまうこともあります。簡単に猫背を解消できるストレッチをご紹介します。
猫背はマイナスイメージ!
一般的に、背中が丸く曲がっている人を指して「猫背の人」と呼びますが、猫背には背中全体が猫のように丸まっている「背中猫背」や、背中が丸まっている、丸まっていないに関わらず、首が前に倒れてきている「首猫背」などのタイプがあります。
猫背になると、「消極的」「暗そう」などと見た目にマイナスなイメージを与えるだけでなく、頭痛や肩こり、首のこり、腰痛、胃もたれなどさまざまな不調をもたらしてしまうこともあります。
猫背は習慣性のクセ
パソコンやスマホ、ハイヒールなど、現代の生活では姿勢が悪くなるものが多く、ある調査では約9割の人が猫背と判定されてしまったほど。
脚を組むことが多かったり、座る時に背もたれに寄りかかる人も猫背の可能性が高く、注意が必要です。
猫背のクセがついてしまうと、それで筋肉が固まってしまい、そうなると脳が、その姿勢が本来の自分だとインプットしてしまうのです。
すなわち、猫背は習慣性のクセ。トレーニングによって新たな正しい姿勢をクセにすることは可能です。猫背を直すトレーニングをいくつかご紹介しましょう。
猫背解消ストレッチ
①体の後ろで、手のひらが上になるように指を組みます。
②背中の肩甲骨を寄せて、腕を下方に引きます。
③頭を後ろに倒しながら鼻から大きく息を吸い、口からゆっくり吐きだします。
④そのまま頭をゆっくり起こします。これを1日20回を目安に行うとよいでしょう。痛みがある場合は無理をしないようにします。
つり革を用いたストレッチ
電車の中で、つり革にぶら下がるような感じで膝を曲げて体重をかけます。片手ずつでも両手でもOKです。
心地よい引っ張り感を感じる程度に引っ張るのがベスト。背筋や肩が伸ばされて、肩こりの改善にも効果的です。
スマホを見る時の姿勢
電車の中などでスマホを見る時は、スマホを持っていない手をスマホを持つ方のわきの下に入れて腕を支え、目線が高くなるようにスマホの位置を上げて持ちます。
目線を下げないことがポイント。毎日意識してトレーニングすることで、次第に姿勢も良くなり、見た目のスタイルもアップするでしょう。
writing by 松村圭子