妊娠の成功率を上げる!卵子の基礎知識と妊娠力を高める食材
妊活をしているけれども、なかなかうまくいかず悩んでいる人はいないでしょうか。また、今から妊活を頑張ろうかな、と考えているけれど、年齢のことなどが気になって不安に思っている人もいるでしょう。結婚前と結婚してからでは、妊娠についてのとらえ方やに対しての考え方などが変わってくるようなケースも多くあります。ラブリサーチが行った『パートナーとので、結婚前と後では避妊の意識が変わりましたか』に対して、「変わった」と答えた人は64.0%でした。
目次
エッチ・ラブタイムについてのアンケート
Q.【既婚者に質問】パートナーとので、結婚前と後では避妊の意識は変わりましたか?
回答時期:2013.08.09〜2013.08.23|97名が回答
変わった:65名
変わらない:32名
理由を教えて下さい。また、夫婦ので避妊することについて、どのように考えていますか?
変わった
あたしは変わらないけど、ダンナは結婚前は絶対中出ししなかった。今は子どもが欲しいので、避妊はしてません。お互いの気持ち(子どもは作りたくない)とかであれば、避妊も必要。
結婚前は、安全日をいつも考えていた。結婚してからはゴムの用意がない時でもしたいときは思い切りしてます。まだ子供ができません。
二人とも婚前は授かり婚が嫌だったので私はピル、旦那はゴムで完璧な避妊をしてましたが結婚してからは避妊意識が薄まり今では避妊は膣外射精ぐらいです
結婚前は生理の直前以外は、必ずゴムを使っていました。結婚してからは妊娠したいと思ってますので、特に避妊はしてません。というか、生理後二週間前後が週末になる時には、平日はを少し我慢してから、かなり大胆になって、中へ届くような体位で、2〜3回戦とも液をうけとめるようにしてます。
結婚しただけでは変わりませんでした。でも、子どもが一人生まれてからは、妊娠を特に望んでいるわけではないけど、出来たら出来たでいい!という感じで避妊しないときはあります。
変わらない
結婚前は必ず避妊してましたが、初夜から生に。「結婚したんだなぁ」と実感しました。現在子供2人いてもう予定がないので避妊してHしてます。大家族の番組見ると「家族計画は?」と他人事ながら気になってしまう…
望まない妊娠を避けるため。性病防止。旦那は避妊してくれないのは結婚前から変わらないので一時期私はピルを飲んでました。
子供を生み育てるのはお金がかかるし責任もあることなので、むやみやたらに妊娠したら困るから避妊します。
元々、子供が苦手で、人一人の人生に責任を持つ自信が無かったので、子供を持つ気は皆無でした。 更に、心療内科に通院している私は、ドクターストップがかかっているので、無理です
生理不順でできにくい体質なのがわかってるから避妊はしたことがない。今子供は一人居ますが二人欲しいのでそれまでは避妊はするつもりはない
結婚することで、避妊に対する意識が変化した人のほうが多いということがわかりました。「変わった」という人たちのコメントでは、「子供が欲しいから」「自然な流れで子供を作りたいから」という回答が目立ったのに対して、「子供が生まれてからは、これ以上増やさないために避妊している」「から子作りという要素が消えた」などの回答が見られました。 今回は、特に結婚した夫婦で、自然に妊娠するのを待っていたり、妊活を頑張っている人が、そもそも妊娠力を高めるうえで知っておくべき卵子の知識についてお話していこうと思います。
この記事はこんな人にオススメです
- 結婚してこれから子作りを考えている人
- 妊活を頑張っている人
- 将来の妊娠出産に向けて、今から準備しておきたい人
卵子の基礎知識
皆さんは、妊娠出産において重要な自身の卵子について、どれくらい詳しく知っているでしょうか。
・卵子とは
卵子は、女性が持つ生殖細胞のことをさします。一度卵巣から排卵され、卵管の中で精子と卵子が受精することで妊娠にいたります。
・排卵されるまでの過程
女性の卵巣には、生まれた時から「卵胞」というものがあります。卵胞の中には、卵子が入っていて、いわば袋のような構造をしています。卵胞は、エストロゲンという女性ホルモンの働きによって成熟し、その中のひとつの成熟しきった卵胞が破れて、卵子が卵巣から排出されます。これを「排卵」と呼びます。
だいたい、次の月経が開始する14日前に排卵が起こります。排卵に向けて、女性の子宮の中では、子宮内膜の壁が肥厚していくのですが、妊娠が起こらなければ、子宮内膜が剥がれ落ちることで、月経が起こります。
・卵子の数は生まれた時から決まっている
卵子が育つのは、卵胞の中なのですが、卵胞のもととなるのは、「原始卵胞」といわれる細胞です。女性は、生まれる時には原始卵胞を卵巣の中に200万個程度持って生まれてきます。
生まれてから、思春期を迎えて体の二次性徴が起こり、月経が開始する10代前半までの間にほとんどが消滅し、生殖可能年齢になるころには、約20~30万個程度に減少しています。月経周期が起こる間に、個人差はありますが1000個程度の卵子が減少しており、また、排卵によっても失われていきます。この原始卵胞があらたに女性の体内で生後作られることはなく、生まれた時から、卵子がどれくらいの数生育するのかという数は、個人差はあるものの決まってしまっているのです。
妊娠と卵子の関係
では、妊娠に卵子がかかわっているのはわかると思いますが、卵子自体が妊娠しやすさなどとどうかかわっているのでしょうか。
・卵子は年を取る?
卵子と精子の大きな違いは、卵子は、生まれてからその数を増やせないことです。男性の持つ精子は、日々新しく作られることで、何歳になっても精子を新たに作ることが可能です。卵子は、生まれた時から持っているもののままなので、自分の年齢とともに年齢を重ねているということです。
・年齢と卵子の質の関係
原始卵胞は、その状態で何十年も生きる特殊な細胞なのですが、自分の年齢と同じ分だけ年を重ねています。年齢がいけばいくほど、排卵が行われても、卵子としての機能が弱まっていたり、卵子としての機能自体が失われてしまうケースが多いです。また、染色体異常を持つ卵子の数も増えてきて、精子と受精してもうまく細胞分裂が起こらなかったり、着床しなかったり、着床しても流産してしまうということが増えてしまいます。染色体異常は、年齢関係なくどの卵子にも起こるのですが、年を取ればとった分だけ、起こる確率が高くなるというわけです。
卵子の質を高める生活
では、いつまでも若々しい卵子を保つためには、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。
・生活習慣
卵子の老化や劣化を少しでも遅らせるということは、「卵子の酸化を防ぐ」ということです。卵子の酸化は、年齢とともに徐々に起こってくるのですが、できるだけ酸化させないためには、女性ホルモンのバランスを整えることが大切です。
そのためにできるのが、規則正しい生活や栄養を意識した食生活などを心掛けること。女性ホルモンはとても繊細なホルモンで、ストレスにさらされたり、不規則な生活を続けて寝不足が続くと、すぐにバランスを崩してしまいます。ストレスで生理が止まったり周期が乱れたりするのは、これが原因です。ストレスをため込まないように、休日にはリフレッシュを心がけたり、自分なりの気分転換を意識されるとよいでしょう。
また、昼夜逆転していたり、慢性的に寝不足になりがちな人は、いつもより早めに寝て、しっかり睡眠時間を確保することを意識してください。添加物やジャンクフードはできるだけ控えて、野菜中心で栄養バランスが整った食事を意識しましょう。古くなって酸化した油で揚げた外食の揚げ物はできるだけ控えて、新鮮な魚を食べることを意識したり、代謝を正常に保つために、水分摂取をこまめにとることを意識するとよいです。
・おすすめ食材
健康的な食生活を意識していくことが大前提ですが、とくに卵子の老化を防ぐためにおすすめの食材は、良質のたんぱく質と、抗酸化力の強いビタミン類です。タンパク質は、動物性タンパク質であれば、脂身の少ない肉類や魚を意識して摂取するようにしましょう。
大豆などの植物性蛋白質には、女性ホルモンを安定させる働きがあるとも言われているので、積極的に取り入れたい食材のひとつです。豚肉やレバーに多く含まれる亜鉛は、女性ホルモンを活性化させてくれるといわれているので、食事に取り入れてみてください。また、ナッツ類やかぼちゃ、うなぎやアンコウの肝などに多く含まれるビタミンEは、抗酸化力の強いビタミンのひとつです。
自分の年齢を物理的に若返らせることはできませんが、日々のちょっとした生活習慣の変化や心掛け次第で、卵子の老化を遅らせることができます。夫婦で健康的な生活習慣を心掛けて、一緒にストレス発散やリフレッシュをすることで、夫婦関係も良くなりますし、一緒により健康で若々しい自分を手に入れることができます。夫婦二人で、まずは妊娠力をあげることを意識することが、妊活や妊娠に向けての第一歩かもしれませんね。
【記事提供:ラブリサーチ】
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writing by ラブリサーチ