「子宮頸がん検診」を受けたことある?精密検査からの入院・オペ体験記
「子宮頸がん検診」を受けたことある?精密検査からの入院・オペ体験記

「子宮頸がん検診」を受けたことある?精密検査からの入院・オペ体験記

あなたは「婦人科検診」を受診したことがありますか?ラブリサーチが一般女性を対象に実施した『乳がん・婦人検診を受けたことはありますか?』では48.2%が「定期的に受診している」と回答しました。お寄せ頂いたコメントから、一部を抜粋してご紹介しましょう。

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生活・趣味・健康(体調)についての

Q.女性に質問です。乳がん・婦人検診を受けたことはありますか?

回答時期:2008.08.14〜2008.08.20|308名が回答

定期的に受診している。:64名

定期的ではないが、受診したことがある。:111名

1度も受診したことはない。:130名

その理由は?

定期的に受診している。

乳カ゛ン検診はないけど、子宮カ゛ン検診は1年に一度やってます。婦人科系で通院している為、病院の方から声をかけてもらえるので

6年前に子宮口にポリープ(幸い良性)ができたことで子宮がんは定期的に受診してます。乳がん検診はまだ受けたことがありません。機会があれば……

旦那の会社で家族検診の補助がある為、毎年受けてます。私自身はもう少し年齢がいってからでも構わないと思っているのですが、旦那が受けろとうるさいので…

すでに一度乳ガンになったから。今は若い人でもなりやすいです。三十代は勿論のこと二十代後半から検診は受けた方がいいですよ。

婦人科検診は長年ピルをもらいに通ってたのでそのついでに、乳ガン検診は乳腺症で胸が痛む様になったから。いい歳にもなってきたしね。

定期的ではないが、受診したことがある。

会社の健康診断で婦人科検診も付いていた。乳ガン検診でひっかかっちゃってちゃんとした病院でしっかり検査しました。なんともなかったから良かったけど。

転職した会社の健康診断で婦人科も追加料金なしで受信できたから。普段検診してないし、やっておくか、と気軽な感じで。

町の健康診断に子宮ガン検診があったから受けたらめっちゃ痛かった。あの時はバージンだったから痛かったのかなと思ったり…今年の9また受診します。

ハタチ前に母が受診するついでに一緒に検診に連れて行かれた事があります!必要な事とは理解していますが、何だか痛いし恥ずかしいし行きたくないのが本心です。

去年、子宮頸がんの検診を受けました。25歳(くらいだったかな?)以上で、その歳が偶数の歳の人が受けられたはず…(苦笑)※をしてない人がすると、痛いです。検診を受けた理由は、将来 妊娠に影響があるんじゃないか不安だったから。

1度も受診したことはない。

年齢的にいくつから受ければいいのか分からないし、マンモグラフィーが痛そう。母親なんかは、市から検診の案内が来てるけど、「じゃあ、母親くらいの年齢になってからでいいの?」とか思ったり。

検診料が高い、会社での検診は30歳以上が対象だから、まだ受けられない…。社員みんなが受けられるようにしてくれればいいのに…。

まだ若いから大丈夫だと思って何も検診した事はないです。一応受診した方が良いとは思うけど、自腹だと金額も高そうで心配…

わざわざ仕事を休むのも気が引けるし…妊娠〜出産中に何も異状が見つからなかったから。

なんとなくキッカケがないから受けてない。これから受けてみたい

  • 「芸能人の乳がんのニュースが多かったから」
  • 「年齢を重ねていることから、自分は大丈夫とは言い切れないかなと思うからです。これからも健康に過ごしたいから、なるべく受診するように心がけています」
  • 「今はその類のがんの低年齢化が進み、誰もがそのリスクファクターを多かれ少なかれ抱えています。さらに、私自身今度司法試験を受ける身なので、もしがんにかかり、それがかなり進行したものでしたら、司法試験どころじゃなくなる」

一方、「1度も受診したことはない」と回答した女性が19.8%…およそ2割が、婦人科検診未経験ということになります。5人に1人の割合…これはちょっと心配ですね。

この記事は、婦人科検診に躊躇がある女性に向け、婦人科検診の重要性をお伝えするため、筆者が経験した子宮頸がん精密検査から入院・オペに至るまでの体験記とさせて頂きます。あなたにとって、婦人科検診のきっかけとなれば幸いです。

子宮頸部「異形成」発見の経緯

婦人科検診デビューは2016年…、39歳になった年でした。やはり40歳を前にして、健康面が気になってきたのです。自治体の無料検診を利用し、乳がん検診と子宮頸がん検診に申し込みました。検査結果は後日、郵送にて自宅に届くシステムです。

乳がん検診は異常なし、子宮頸がん検診は…

そして検査結果!乳がん検診は異常なし、一方で子宮頸がん検診は要精密検査とのこと。通知を開封した際は、ショックのあまりポテトチップスをヤケ食いした記憶があります。人間ってショックが大きいと、ポテチ1袋を一気食いしてしまうようです。いまとなっては笑い話ですが、笑える「いま」が来て本当に良かった…!

精密検査「コルポスコピー」

ポテチドカ食いしている場合ではございません。精密検査の予約を入れ、再び婦人科へ。コルポスコピーと呼ばれる検査で、腟の外にカメラ機器を置き、子宮頚部を拡大観察されました。酢酸液を散布すると、病変が浮き上がる仕組みになっています。浮き上がった病変を採取して、病理に回す流れです。

半年毎の経過観察

結果は、「がん」には進行していないものの、異形成を起こしているとのこと。以降、半年毎に経過観察ことになりました。異形成から自然治癒するパターンもあるそうですが、1年以上続くと、自然治癒の期待値はぐっと低くなります。

紹介状を持たされ、がん専門の大病院へ

筆者の場合、自然治癒どころか、2年ほど経過した2018年のに受けた経過観察で異形成の進行が判明!紹介状を持たされ、がん専門の大きな病院に赴くことに…。専門病院では、これまで半年毎だった経過観察が4ヶ月後、次は2ヶ月後と間隔が狭まっていきます。そして2019年時点で、「円錐切除」を薦められました。

円錐切除術とは?

麻酔は、病院によっても異なるようですが、筆者の場合は全身麻酔。そのため、オペの同意書や入院同意書とあわせて、麻酔同意書への家族サインが必要となります。麻酔といえば、「現在、グラついている歯は?」と、意外な質問をされました。グラついている歯があると、全身麻酔の影響で稀に抜けることもあるんですって。定期的な虫歯検診も大事ですね!

局所麻酔or全身麻酔?

麻酔は、病院によっても異なるようですが、筆者の場合は全身麻酔。そのため、オペの同意書や入院同意書とあわせて、麻酔同意書への家族サインが必要となります。麻酔といえば、「現在、グラついている歯は?」と、意外な質問をされました。グラついている歯があると、全身麻酔の影響で稀に抜けることもあるんですって。定期的な虫歯検診も大事ですね!

いざ入院!

オペ前日から入院となります。食事は、夜の21時までは可能なので、ちゃんと夜ご飯を出して頂けました。病棟内のシャワーも浴びることができたので、ほぼ通常と変わらない1日です。むしろ、通常よりも健康的だったかもしれませんね。夜22時には消灯、起床は翌7時だったので。

恥ずかしがるほうが恥ずかしい!

明けて当日、オペ室へ向かう前に、座薬を挿入され浣腸を行ないます。これに関しては、恥ずかしがっているほうが、よっぽど恥ずかしい!看護師さんは、業務として行なっているわけですから、お任せしましょう。

オペ前って緊張するの?

そして、いよいよオペ室へ。筆者の場合、緊張はゼロでした。看護師さんにも「緊張していますか?」と訊ねられたのですが、「歯医者で親知らずを抜いたときに比べりゃ全然です」と回答。モチロンこれは、個人の感覚ですので、ご参考までに。

所要時間1時間で完了

正直なところ、麻酔は痛かったです。但し筆者の場合、腕の血管が細いため、手の甲に刺したせいかもしれません。「痛かった」といっても、心の中で3秒ほど数えたあたりから意識はなく、次に目を覚ましたときには、なんとオペは終わっていました。所要時間は計1時間ほど。

オペ後の痛みは?

オペ後3時間は、不謹慎な喩えで恐縮ですが、ロストヴァージンを彷彿とさせるような痛みが2~3時間続きました。3時間後、呼吸器と点滴を外され、歩行訓練を終える頃には痛みも引き、夜ご飯から通常食です。そして翌日、膣に詰められていたガーゼを除去して退院。費用面ですが、筆者の場合は7万円弱。そこそこの出費です。ここまではあっという間でしたが、むしろ闘いは退院後の1ヶした。

本当の闘いはオペ後1ヶ月間!

オペ後の1ヶ、少量とはいえ出血が続くので、ずっとナプキン生活…。痛みはないのですが、1ヶ月間ずっとナプキンって、けっこうなストレスですよ。また、雑菌の侵入を防ぐため、湯船も厳禁でシャワーのみ。もちろん激しい運動もご法度。1ヶ月後の検診で、湯船やスポーツの許可を頂けた時は、これまた不謹慎な喩えですが「釈放!」という気分でした。実際には、また4ヶ月後に再発チェックの診察があるので、釈放ではないんですけどね。

筆者の場合、進行前の異形成段階でオペに踏み切ったため、大がかりな子宮全摘出ではなく、子宮頸部の円錐切除で治療できました。これは、定期的な検査の賜物と痛感しています。気付かないうちに進行していることもあるので、そうならないためにも、どうか検診の機会はスルーせず、積極的に受診してくださいね。転ばぬ差身の杖、という諺もあります。健康体で恋や仕事を楽しむためにも、婦人科検診へGO!

【記事提供:ラブリサーチ】
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