おりものは身体のサイン!異常なおりものを知って不安を解消しよう
おりものの多い体質の人、ほとんど出ない体質の人がいますが、おりものについて詳しく知っていますか? なぜおりものがでるのか、おりものが多いと良くないのかなど、正しい知識を知っておくと、不安を少しは解消できると思います。今回は、女性なら誰しも症状がある、おりものについてチェックしてみましょう。
おりものの正体とは?
おりものとは、膣、子宮から分泌される物質のこと。無色透明、または白色の物質で、下着やおりものシートなどにつくと黄色っぽく見えることもあります。ニオイもなく、生理前はおりものの量が増えるという人もたくさんいます。
女性の9割ほどはおりものが分泌されているのですが、なかなか人に相談することができないので、他の人のおりもの事情を比較することができず、正常なおりものかが出ているかどうかを判断しにくいと思います。
異常なおりものってどんな感じ?
体に何らかの原因があると、おりものに異常が見られます。ニオイが気になったり、白っぽく濁っていたり、かゆみや痛みを生じたりするケースもあるようです。
また、おりものの状態を見ることで、体の状態を自分で把握することができます。いくつか例を挙げるので、参考にしてみてください。
・黄色っぽい粘性でかゆみなどを伴う…雑菌が増えている
・ニオイがあり色が赤っぽい…大きなストレスを感じている
・白っぽくポロポロとした酒粕のような状態…感染症(カンジダ・子宮頸管炎など)
・黄色や緑色などの色味…卵管炎・淋病・細菌性膣炎などの病気
・血が混じったような色…子宮体がん・子宮頸がん・着床出血・排卵期出血など
普段からおりものの状態をチェックすることで、異常なおりものかどうかを判断することができます。自分の体の状態を知るバロメーターになるので、トイレに行ったときには必ず確認するようにしておきましょう。
おりものの働きって何?
おりものが多いから悪い、少ないから良いということはありません。一人ひとり体質が異なるので、自分の体を知ることが大切です。
おりものの働きは、大きく2つに分けられます。1つは子宮や卵巣を守る働きで、膣から雑菌などが入るのを防いでくれる働きを持っています。病原体を洗い流し、綺麗な状態にしてくれる、体に溜まった老廃物を出すというのも、おりものの役割なのです。
もう1つは受精をサポートする働きで、精子を子宮に届けやすくなるようにフォローしてくれます。おりものはマイナスなイメージがあるかもしれませんが、女性の体を守ってくれる大切な役割を持っているのです。
正常なおりものを分泌するために
正常で健康なおりものを分泌するためには、日頃の意識が大切です。基本的に清潔を保つことが大切ですが、膣の洗いすぎは良くありません。
膣を守っているおりものも一緒に洗い流してしまうことになったり、強くこすることで傷ができ、そこに炎症ができてしまったりすることになります。優しく洗うことを心掛け、洗いすぎには気を付けておきましょう。
また、下着を選ぶ際には、通気性が良いもの、ゆったりと着用できるものをチョイスすることが大切。締め付け感が強いと、ムレが生じる原因になります。
おりものの量や状態に合わせて服や下着を選ぶことで、正常なおりものを分泌させることができますよ。
面と向かって質問できない内容だからこそ、正しい知識を身に付けてることが大切です。今日からおりものの変化をチェックして、自分の体をしっかりと認識することからスタートしてみましょう。
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writing by ラブリサーチ