美容とダイエット効果もアップ!体温を1度上げる3つの方法
多くの女性が悩んでいる“冷え”。最近では、体温が36℃を切ってしまう女性も増えています。「冷えは万病のもと」とよく言われますが、体温が1度下がると免疫力は約30%、代謝は12~20%程度も下がると言われています。ここでは、体温を上げて冷えを克服し、美容とダイエット効果もアップする方法をご紹介しましょう。
①筋肉を増やす
冷えを克服するには、“最大の熱産生工場”である筋肉量を増やすことが大切です。
特に、血行が悪くなって冷えやすい下半身の筋肉を鍛えましょう。脚は「第二の心臓」とも言われるくらい、血液の循環に大きな役割を果たしている部分。ウォーキングやスクワットが効果的です。
②太い血管を温める
太い血管を温めると、温かい血液が速やかに全身を巡ることができるので、手足・足先のような血管が細い部分を温めるよりも効率的です。
太い血管が比較的体の表面を走っている首や太ももの付け根をカイロで温めたり、スカーフやマフラー、腹巻きなどで冷えを防御するとよいでしょう。
オフィスでのデスクワークの時などは、ひざ掛けやレッグウォーマーで冷えを防いだり、ペットボトルに40℃程度のお湯を入れたものを、ひざにのせて温めるとよいでしょう。
③食生活
東洋医学の考え方では、白いものよりも色のついたものが体を温めるとされています。
白米よりも玄米、白いパンよりも全粒粉のパン、白砂糖よりも黒砂糖…というように、精白した食材よりも、原料そのものを生かしたものを選ぶのがポイントです。
冷たい飲み物は体内の温度を一気に下げてしまうので、常温の飲みものかホットドリンクを飲むようにしましょう。
また、かぼちゃ、白菜、かぶ、みかん、ゆずなど冬に旬をむかえる野菜や果物は、体を温めるとされています。にらやにんにく、たまねぎなどの香味野菜も体を温め、代謝を活発にしてくれます。
女性にとって“冷えは万病のもと”。冷えの克服には、日常生活に潜んでいる冷えの原因を見つけ出し、ひとつずつ改善していくことが大切です。
writing by 松村圭子