思ってた以上に快適で経済的!布ナプキンのメリット・デメリット
思ってた以上に快適で経済的!布ナプキンのメリット・デメリット

思ってた以上に快適で経済的!布ナプキンのメリット・デメリット

ナチュラルな美しさを求める女性たちの間で、布ナプキンがはやっています。一般的な生理用品、使い捨てのナプキンやタンポンを利用している方からみると、「布ナプキン」というと「めんどくさい」「くさくなりそう」「漏れが心配」という不安がありますよね。じわじわと人気になってきている布ナプキン。私も使うまでは「ナチュラリストの人が使うのかな?」「生理用品代って結構かかるもんね」と「自然派」「倹約家」の方が使うと思っていたくらいで、自分に関係がない話だと、あまり気にしていませんでした。ところが、これは大きな間違いでした。布ナプキンには「自然」「倹約」という利点がたしかにありますが、他にも見逃せない大きなポイントがあったのです。

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肌かぶれがなくなる

一般の人からみると「経済的」なこと以外には利点がなさそうな布ナプキンですが、人に勧められて使用する人たちの大きな理由には「かぶれ防止」があります。

使い捨ての生理用品(以下ケミカルナプキン)は石油原料のものが多く、素材は通気性がないものがほとんどです。通気性を重視するつくりにはなっていますが、デリケートな方は蒸れてしまったり、かぶれてしまうことも。

また、過敏な方やアレルギー体質の方は、ビニール系の質感だと認知するだけで過敏に反応してしまうこともあるでしょう。

しかし布ナプキンの素材は、ほぼコットンやリネン(麻)などのナチュラルな素材。体に優しい下着とほぼ同じ素材なので、かぶれにくいです。つけ心地もよく、ストレスフリー。ギャザーやテープがずれて肌に傷がつくというトラブルも防止できます。

生理痛軽減

特にこれに関して期待しているわけではないのに、「使ってみたら良かった!」という棚ボタ的な評判が「生理痛軽減」です。

肌かぶれや経済的な理由、エコやナチュラル路線で使用した人でも、この効果のおかげで布ナプキンを手放せなくなってきているとか。

生理痛が軽減する理由として考えられるのは、石油素材ではなく天然素材に触れることで、肌かぶれをしなくなるために、細菌が体内に入りにくくなるため体調そのものが向上するのかもしれません。

それから、ケミカルナプキンに使われている吸水体が生理痛によくないという説もあります。もちろん昔の物に比べて性能も向上しているのですが、「吸収する」ということは、多少は体の体温を下げますし、血を吸った吸水体が冷え、それが皮膚に触れ、さらに冷えやすくなるのです。

体、とくにナプキンに近い子宮が冷えると生理痛もひどくなる傾向にあります。布ナプキンは冷えを防いでくれるのかもしれませんね。

不妊治療の一環に利用する方もいるそうですよ。

また、生理日数が減ってだらだらと経血が出続けなくなったという例も。体温が高くなると代謝がよくなり、自然と痩せたという意見までありました。

臭いが気にならない

布ナプキンの最大の懸念点といえば「臭いが不安」なことではないでしょうか? ケミカルナプキンは経血を吸収して閉じ込めてくれますし、フレーバーつきもありますので臭いの面で安心感があります。

しかし、じつ吸収体が経血を吸うことで逆に臭いが発生しやすくなりますし、湿度が高まることで細菌が繁殖し、臭いを発することもわかっています。

つまり、天然素材のコットンやリネンでつくられた布ナプキンの方が、通気性がよいので細菌が繁殖しにくく、吸水体がないため化学反応の臭いも発生しないのです。

そのため、慣れてしまえば、生理中なことが気にならないほど、すがすがしく過ごすことができます。

メリットとデメリットを考えよう

もちろんデメリットもあります。洗濯をしなくてはいけないこと、漏れの心配、初期出費がかかることなどです。

洗濯は意外に簡単です。使い終わった布ナプキンはビニールやおむつ用の袋などに入れ持ち帰ります。家では重層やアルカリ洗剤を入れた水バケツに漬け置いて、軽くすすいだら洗濯機にそのままポイでOK。

もちろんきちんとこすり洗いした方がいいのですが、経血用の洗剤はびっくりするほど血が落ちます。布ナプキン使用者でなくてもおうちにひとつあるととても便利です。

漏れに関しては、こまめに替えるというのが、体のためにもベストですが、どうしても替えられないときってありますよね。

そんなときは量の多い日は使い捨てと併用したり、赤ちゃんのトレーニングパンツに使われる吸水パッドを利用した厚手の布ナプキンを使う方もいます。

また、ケミカルナプキンが直接肌に触れないようにケミカルナプキンの上に、布ナプキンを重ねる使い方をしている人もいます。

経済面では、1回の生理で大体ケミカルナプキンは20枚~。安いものなら500円程度ですが、かぶれがひどい方などは、やはりいい生理用品やタンポンを併用していることも多く1500~2000円程度。

おりものシートなどを併用していたらさらに、3000円以上かかる人もいるようです。布ナプキンは大体10枚ローテーションで、4~5年程度利用できます。

10枚セットの布ナプキンは1~2万円。安い生理用品を使っている方でも1年~2年で元が取れます。おりものなどにも使えるのでおりものシート愛用者なら半年もかからず元が取れるでしょう。

もちろん耐用年数も下がりますが、半分以下の2年だとしても5万円程度、年間2万5000円の節約になっています。生理中だけの使用で月1000円かかる人も5万円(年間1万円)程度、月500円程度しかかかっていない人でも3万円(年間6000円程度)の節約になります。

また、慣れてきたら自宅では古いハンドタオルや自作ナプキンなどでもっと節約している人もいるようです。

もちろん、たくさんあることは便利ですが、一度に購入してしまうと布の劣化も一気にやってきます。布ナプキン利用は急には難しいものがあります。

まずは布に慣れていくことが大切ですので、はじめは併用しながら少しずつ布ナプキンに変えていくなどしていくといいかもしれませんね。

金銭的な問題も当然ありますが、体のためにとっても良さそうな布ナプキン。試しにデビューしてみませんか?

【記事提供:ラブリサーチ】
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