卵子の老化はいつから始まるの?気になる年齢や老化を緩やかにする方法
個人差はありますが、一般的に「妊娠力」は20代後半から少しずつ低下し始め、37歳くらいから急速に衰えていきます。卵子の老化は誰にでも起こるものですが、そのスピードを緩やかにすることはできるのです。その方法をご紹介しましょう。
目次
卵子の質を左右する最も大きな要因は「年齢」
数年前にNHKで放送された「卵子の老化」についての番組の反響は大きく、それ以降卵子の老化が注目されるようになりました。
卵子が老化するということは、「質が悪くなること」と「数が減ること」。卵子も体の一部ですから、肌や髪と同じように加齢とともに質が低下し、ダメージを受けやすくなります。
むしろ、卵子は体の他の部分よりもずっと老化のスピードが速いのです。つまり、卵子の質を左右する最も大きな要因は「年齢」。年齢が高くなればなるほど卵子は経年劣化してしまうのです。
「妊娠力」は20代後半から少しずつ低下し始める
卵子の数も、加齢とともに減り続けていきます。卵子は、胎児のときからすでに作られ始めており、妊娠5か月の時点でピークに達したあとは、どんどん減少していきます。
つまり、一生分の卵子を持って生まれ、その後新たに作られることはありません。そして、減少のスピードは37歳前後くらいで急激に加速していきます。
個人差はありますが、一般的に「妊娠力」は20代後半から少しずつ低下し始め、37歳くらいから急速に衰えていきます。
卵子の老化は誰にでも起こるものですが、そのスピードを緩やかにすることはできるのです。その方法をご紹介しましょう。
卵子の老化を緩やかにする4つの方法
①体を冷やさない
体を冷やすと血流が悪くなり、卵巣の機能が低下するとともに、卵子の質も低下してしまいます。体を冷やさないよう注意しましょう。
②適度な運動をする
適度な運動をして、熱を生み出す筋肉を鍛えて冷えを防ぎましょう。運動することで卵巣の血流もアップし、卵子の質の低下を防いでくれます。
③食生活を整える
甘いものを摂りすぎたり、肉類に偏った食事など、バランスを欠いた食生活は、卵子の状態を悪くしてしまう原因。冷たい食べ物や飲み物も体を冷やしてしまうので注意が必要です。
また、細胞の酸化は老化を加速させ、もちろん卵子の老化にもつながります。抗酸化成分を豊富に含む野菜、果物、魚介類などをバランスよく摂取するように心がけましょう。
④ストレスの少ない生活
過度なストレスがかかると、血流が悪くなり、卵子の老化を加速させる原因に。音楽を聴く、読書する、散歩するなど自分なりのストレス解消法を持っておくとよいですね。
いかがでしたか?「いつまでも若々しくキレイでいる」ために日々心がけたいことばかりですね。「産みたいときに妊娠できる」ために、できることから始めましょう。
writing by 松村圭子