クラミジア感染の原因・症状・治療法と予防法について女医が解説
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クラミジア感染症を解説します。

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クラミジア発症の原因

近年、10代~30代の女性に急増しているクラミジア感染症。 これは性行為を介して感染する「性感染症」のひとつで、「クラミジア・トラコマティス」という病原体が原因となって起こります。 性行為によって性器粘膜で感染を起こすのですが、目の粘膜に感染して「トラコーマ」という結膜炎を起こすこともあります。 妊娠時に感染していた場合には、新生児に肺炎(クラミジア肺炎)を起こすこともあります。

15~20人に1人がクラミジア感染

日本でもここ10数年で感染する人の数がかなり増えてきています。 特に若い女性に多いのが特徴で、15~29歳の一般女性では約15~20人に1人がクラミジアに感染していると言われています。 また、産婦人科を受診した女性の10人に1人がクラミジアに感染していたという報告もあるのですが、これらの女性の多くは別の病気の検査や治療で産婦人科を訪れており、クラミジアに感染していることを知っていた人は少数に過ぎなかったのです。

クラミジアの症状

クラミジアの主な症状は、おりものが増える・下腹部の鈍痛・性交時痛などですが、実に女性の約80%の人はほとんど症状がないまま経過しているのです。 無症状のまま放置していると、まず子宮の入り口で炎症(子宮頚管炎)を起こし、さらにそのままにしていると子宮内部や卵管・骨盤内まで感染が進み、卵管や周囲の組織にまでダメージを与えてしまいます。 その結果、不妊症や子宮外妊娠を招くこともあるのです。

エイズ感染の危険性倍増!

クラミジアになっている人は、エイズに感染する危険性が健康な人の3~5倍も高くなることが知られています。 原因は、クラミジアの感染によって粘膜にできた潰瘍部分にエイズウィルスが感染しやすいことが考えられています。 そのため、エイズ患者のうち25~30%の人がクラミジアを合併しているのです。

クラミジアの検査と治療法

検査は婦人科でおりものをとって調べます。痛みを伴うこともなく、精度も高い検査です。 治療は抗生物質の内服で完治できますが、抗生物質を指示通りに服用しなかったり、勝手に服用を止めたりするのは禁物です。 通常は1週間~2週間抗生物質を服用して治療をしますが、最近は1回の服用で高い治療効果が得られる抗生物質もあり、何度も薬を飲む必要がなくなりました。

クラミジアの予防法

重要なことは、パートナーの理解と協力です。 パートナーも同時に治療をしないと本人だけが完治してもまたうつされ、交互にうつし合う「ピンポン感染」が続いてしまいます。 予防の決め手はコンドームの着用です。 自分とパートナー、そして未来の赤ちゃんのために、正確な知識を持って適切な対応をしましょう。

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