基礎体温を計って生理周期を知りダイエットに生かそう!
基礎体温を計って自分の体を知ることでダイエットに生かしましょう。
生理周期と心身の状態
生理前になると、いつも体が重くて気分も憂うつ、むくんで体重が増える、にきびができる、そうかと思うと残業や夜遊びなどハードな生活を送っていてもわりと元気で肌の状態も良好、など生理の周期と心身の状態には深い関係があります。
生理のリズムは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの周期的な分泌によって生まれるのですが、その生理周期は4つの状態に分けることができます。
基礎体温表では、排卵を境にして、低温相と高温相をおのおの二つの時期に分けます。
低温相の前半時期
低温相の前半時期は、生理と共に体温が低下するため、体が冷えて血行が悪くなります。
代謝も低下しているため、お風呂でゆったりリラックスして血行をよくしましょう。
生理の出血で貧血気味に傾くこともあるため、この時期は激しい運動は避け、ウォーキングやストレッチなど無理のない運動で体をほぐしましょう。
低温相の後半時期
低温相の後半、すなわち生理後から排卵までの時期は、女性らしさを引き出すホルモンであるエストロゲンの分泌が高まり、体調が最も良くなる時期で、精神的にも安定しています。
水分や老廃物の排泄もよくなり、代謝も高まり体重も落ちやすいので、ダイエットを始めるのに最適な時期と言えます。
高温相の前半時期
排卵後の高温相の前半時期は、目立った不調はないものの、分泌されるプロゲステロンの影響が少しずつ出始めます。
プロゲステロンは腸の動きを低下させたり、体内に水分をため込む働きがあるので、便秘やむくみなどの症状が出やすくなります。
妊娠を維持させるように働くプロゲステロンの影響で、食べたものがそのまま体につきやすい時期とも言えるので、糖分や脂肪分は控えめにし、野菜や海藻類などで食物繊維をしっかり摂るようにしましょう。
高温相の後半時期
高温相後半は、プロゲステロンの影響が最も出る時期で、便秘やむくみに加えて、肩こりや腰痛など月経前症候群といわれる不調が多く現れます。
精神的にも不安定な時期なので、食べたいものを我慢するとイライラはつのるばかり。
食欲をコントロールするのが一番難しい時期なので、ダイエットは休止期と考えます。
甘いものがむしょうに欲しくなる時期なので、この時期は食べたいものは食べ、少し自分を甘やかしてあげることも大切です。
でないとリバウンドで過食してしまうことも。
writing by 松村圭子