咀嚼の回数を増やすだけ?食べながらダイエットできる「咀嚼ダイエット」
咀嚼(そしゃく:よく噛むこと)、食事をしながら噛むことによってダイエット効果を得られる方法です。最も簡単に取り組むことができ、顔にある咀嚼筋が鍛えられて、小顔効果にもつながるそうです。『咀嚼の回数』や『効果的な方法』をご紹介します。
咀嚼ダイエットとは?
咀嚼ダイエットとは、咀嚼の回数を増やすことによって食べる量や血糖値をコントロールすることにより、健康で太りにくいカラダを作っていこうというダイエット方法です。
咀嚼の役割
口から入った食べものは、食道を通り胃で半液状にされ、小腸でその90%が消化・吸収されるという経緯を辿ります。
胃の働きを助ける大切な役割を果たすのがこの『咀嚼』という行為です。
咀嚼の回数を増やすメリット
咀嚼の回数を増やすことにより次のことが期待できます。
①唾液の促進に繋がります。
②唾液に含まれる消化酵素【アミラーゼ】の分泌を盛んにし、糖質の分解をUPさせます。
③満腹中枢を刺激することにより食欲をコントロールできるので、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。
咀嚼の回数を増やす為の工夫
次に上げる5つを実施して咀嚼の回数を増やしましょう!
①食事の始まりには必ず『いただきます』を言い、脳へ『これから食事をしますよ』と合図しましょう。これだけで咀嚼回数が増えるという実験結果も出ている程効果は高いのです。
②背筋を伸ばし、正しいマナーで食事をしましょう。
③『ナガラ食い』(○○しながら食事をする)をやめ、食事に集中しましょう。
④口に食べ物を含んだら一旦箸を置き、噛むことに集中しましょう。
⑤丼ぶりものやお茶づけ等も流し込ますに、一口ごとに茶碗を置きましょう。
さらに咀嚼の回数を増やすには?
現代人の食生活は、年々軟らかいものを好むようになってきたと言われています。それ故に咀嚼の回数が必然的に減ってきています。
口を閉じ、しっかりと咀嚼することによって唾液の分泌が盛んになるとダイエット効果ばかりではなく、虫歯や口臭も防げるようになります。
咀嚼の回数を更に増やしていく為におススメなのが、食物繊維の多いごぼうなどの根菜類や、するめイカやビーフジャーキー、昆布などの乾物類です。間食が必要であればこれらを是非お試し下さい。
writing by 高梨由美