色気が増してくる“性欲”~男はカラダ・女は脳でセックスする?
性欲のピークには男女差があります。強い性欲に目覚めるのは、男性は10代後半から20代、女性は30代後半くらいが多いようです。この性欲の違いについてご紹介します。
性欲の男女差の鍵は「男性ホルモン」
性欲の男女差の鍵をにぎるのは「男性ホルモン」です。
男性ホルモンの分泌が高まると性欲も亢進するのですが、この男性ホルモンは女性でも卵巣と副腎から分泌されています。
女性の男性ホルモン分泌のピークは30代後半から40代くらいで、この頃女性ホルモンは徐々に減少していきますから、相対的に男性ホルモンの作用が勝ち、性欲も高まり、色気が増してくるというわけなのです。
月経前は性欲が高まる!?
また、月経の前には女性ホルモンの分泌量が低下する一方で、男性ホルモンの分泌量は変わらないので、この時期も性欲が高まる傾向にあります。
一方、男性の場合は、男性ホルモンの分泌のピークは18歳から19歳と言われており、女性のピークとは全く異なるため、性欲のピークにずれが生じるのです。
性欲のもう一つの鍵
性欲は男性ホルモンだけで量れるわけではありません。
精巣を摘出して男性ホルモンの分泌量が急激に下がっても、高い性欲を維持している男性もいるし、若い女の子にだって全く性欲がないわけではありません。
性欲のもう一つの鍵は「脳」。脳の視床下部にある「性的二型核」という性中枢が性欲をつかさどっており、しかもこの「性的二型核」の大きさは男性の方が女性の2倍もあるのです。
このような違いが男女の性行動に大きな違いを生み出すわけです。
色気が増してくる“性欲”まさに「性は脳なり」、「セックスは脳でする」とも言えるわけですね。
【関連記事】
writing by 松村圭子