正しい頭皮ケア方法を知っていますか?キレイな髪の毛をつくるコツとは
女性にとって命とも言える髪の毛。髪の毛にトラブルを抱えている場合は、ほとんどが「頭皮に問題」があります。頭皮の環境を改善して、キレイな髪の毛をキープしましょう。『正しいシャンプーとトリートメントの仕方』をご紹介します。
健康的な髪は頭皮から
つややかで美しい髪の毛は女性の永遠の憧れ。しかし、カラーリングやパーマが当たり前になった今、ほとんどの人が髪の毛に何らかのダメージを抱えていると言っても過言ではありません。
髪の毛にトラブルを抱えている場合は、ほとんどが頭皮に問題があるのです。トリートメントなどでいくら痛んだ髪の毛をケアしても、髪の毛が生えてくる土台である頭皮の環境が悪いと健康的な髪は生えてきません。
髪の毛をケアするよりもまずは頭皮の環境を改善することが重要なのです。
シャンプーで大切なこと
シャンプーで大切なことは、「髪の毛を洗うのではなく頭皮を洗う」ということ。髪の汚れは、シャンプー前のお湯洗いでほとんど落ちてしまいます。
シャンプー剤で落とすのは、頭皮についた汗や皮脂、スタイリング剤などが混ざった汚れであることを意識しましょう。40度前後のぬるま湯でしっかり髪の毛の汚れを落としたら、シャンプーを手のひらにとって泡立てて頭皮につけ、指の腹で弾ませるようにやさしく洗います。
生え際から頭のてっぺんに向かってマッサージ感覚でもみ込むようにするとよいでしょう。爪を立てたり指でゴシゴシこすると頭皮が傷ついてしまうので注意が必要です。
トリートメントの方法
すすぎは、シャンプー剤が残らないよう、自分が思っている以上にしっかり行いましょう。シャンプー後は、手のひらを合わせて毛先を挟むようにして水を切ります。
しっかり水を切っておかないと、後で塗布するトリートメント剤が流れてしまって効果が薄れてしまうので、水きりは十分にしておきましょう。
トリートメント剤を髪の長さの中間あたりから毛先に向かって塗布するようにし、頭皮にはつけないようにします。頭皮につけると、せっかくシャンプーできれいになった毛穴をトリートメント剤でまたつまらせてしまうことになるので注意が必要です。
手ぐしを通すようにまんべんなく全体に行き渡らせましょう。トリートメント剤をつけて放置する時間はだいたい5分前後が目安です。
蒸しタオルを作って髪を包むと、トリートメント剤がより髪の毛に浸透して効果が高まります。
リンスとトリートメントの違い
すすぎのポイントは、流しすぎないこと。流し過ぎると、トリートメントの効果が薄れてしまいます。少ししっとり感が残る程度にすすぎましょう。髪の内部に浸透して栄養分を補給するトリートメントは、髪のダメージが大きい場合は毎日しても構いません。
ちなみに、リンスは髪の表面、すなわちキューティクルの部分をコーティングするもの。髪に栄養を与えるトリートメントの前に行うと、トリートメント剤が十分に浸透せず、効果が期待できなくなるので注意しましょう。
髪の乾かし方とマッサージ
髪を乾かす際にドライヤーを使うと、髪が痛むので自然乾燥する人もいますが、髪がぬれたままだとキューティクルが開いたままでダメージを受けやすく、また雑菌が繁殖して臭いのもとになることもあるので、ドライヤーを使って乾かすようにしましょう。
頭皮の環境を整えるには、頭皮マッサージも効果的。マッサージで血行が良くなると、髪の毛を作り出す毛母細胞への栄養が行き渡りやすくなり、健康的な髪の毛の成長が促されるのです。
親指以外の4本の指の腹を使って、髪の生え際から頭のてっぺんに向かってやさしく押し上げるようにマッサージしますが、テクニックがなくても指でほぐすだけでも十分刺激になります。
一日一回、3分ほどかけて全体的にゆっくりマッサージするとよいでしょう。
writing by 松村圭子