お腹が鳴るのを防ぐ方法~授業中や会議中に出来る音の止め方と対策
授業中、会議中しーんとした空間でお腹がぐー。恥ずかしい思いをしないためにお腹が鳴らなくなる方法とは?
ぐーの音の正体
お昼前の授業や会議中、静まり返った部屋の中で、お腹がぐーっと鳴ってしまい、恥ずかしい思いをした経験のある人も多いことでしょう。
原因の一つには、胃の中が空っぽになっている「空腹」が挙げられます。
脳が「空腹」を感知すると、いつ食べ物が入ってきてもいいように、胃が伸びたり縮んだり(蠕動運動)を活発にするよう指令を出します。
胃の中には、前の食事の時や、無意識に飲みこんだ空気が多少残っており、この空気が圧迫されて胃の出口から腸に移動するときに「グー」と音が鳴るのです。
つまりお腹の音の正体は空気だったのです。
お腹が鳴りそうになったときは!
お腹が鳴りそうになったときは、腹式呼吸の要領で、息を吸ってお腹を膨らませると、胃の蠕動運動が妨げられてお腹が鳴るのが防げます。
お腹を手で押さえるという方法も。
どちらの方法が効果があるのかは個人差があるので、両方試してみるとよいでしょう。
胃を空っぽにしないこと
普段から胃腸の健康を保つことが、ひいてはお腹が鳴るのを防ぐことにもなります。
三食規則正しく食事を摂り、特に朝食は抜かないようにしましょう。
また、胃を空っぽにしないように腹もちのいい食品を摂るように心がけましょう。
パンよりも米、そして肉・魚などのたんぱく質は消化に時間がかかり、胃の中にとどまる時間も長いので、空腹になるまでの時間も長くなります。
お腹が鳴る原因は他にも
早食いやすするような食べ方、炭酸飲料の炭酸ガス、ガムをよくかむことも胃に空気がたまる原因になるので注意が必要です。
また、不安やストレスがあっても、無意識のうちに空気を飲みこんでいることがあるので、ストレスをためないよう、うまく気分転換をはかることも大切。
また、お腹が鳴ることに過敏になり、お腹への意識が高まると、胃の収縮が促されて逆効果になることも。
「意識しない」というのも一つの対処法です。
writing by 松村圭子