ニキビ跡の種類とキレイに消すための生活習慣
一度できるとなかなかやっかいなのがニキビ跡。間違ったケアをすると、ニキビが再発したり、ニキビ跡が悪化してしまったりなど、取り返しのつかないことになりかねません。ここでは、ニキビ跡の正しいケアについてご説明します。
ニキビ跡の種類
ニキビ跡には、赤みのあるもの、茶色く色素沈着したもの、凹凸があってクレーター状になっているものがありますが、クレーター状のニキビ跡は、自宅でのスキンケアだけでは改善が難しいので、ここでは赤みのあるものと、茶色く色素沈着したニキビ跡のケアについてご紹介します。
赤みのあるニキビ跡と茶色く色素沈着したニキビ跡
赤みのあるニキビ跡は、ニキビの炎症によってうっ血が起こっている(血液が滞っている)状態で、ニキビ跡としては比較的軽度の状態です。茶色く色素沈着したニキビ跡は、ニキビの炎症によって肌が刺激を受けた後に、メラニンを産生するメラノサイトという細胞でメラニンが過剰に産生されることによって起こります。 いずれにしても、ニキビ跡が残ってしまうのは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)が滞っているのが原因。ターンオーバーがスムースであれば、赤みも色素沈着も次第に薄くなっていきます。
ニキビ跡を消す生活習慣
ターンオーバーを整えるためにまず大切なことは、睡眠。お肌の生まれ変わりは夜寝ているときに行われます。“お肌のゴールデンタイム”は夜10時~2時と言われますが、少なくとも0時をまわる前にはベッドに入るようにしましょう。食生活では、肌の原料となるたんぱく質を毎食摂るように心がけましょう。 肉、魚などのたんぱく質は、1食につき手のひら1杯分が目安です。美肌に欠かせないビタミンCも、野菜やイモ類、果物などからしっかり摂りましょう。色素沈着を進行させないためには、紫外線カットを徹底することが大切。
紫外線は冬でも雨の日でも降り注いでいます。紫外線カットは年中無休でおこなうようにしましょう。スキンケアコスメは、メラニンの生成を抑え、ターンオーバーを促す働きのあるビタミンC入りのコスメがおススメです。
ピーリング作用のある石鹸などで古い角質を除去するケアも、ターンオーバーを促すのに効果的です。ニキビ跡を消すのは時間がかかるもの。日々のケアの積み重ねが大切です。
writing by 松村圭子