何がしたいか分からない迷走女子のためのセルフカウンセリング
何がしたいか分からない迷走女子のためのセルフカウンセリング

何がしたいか分からない迷走女子のためのセルフカウンセリング

私って、何がしたいんだろう?私の人生、どこへ向かえばいいんだろう?人は、悩んで、こんな悩みでいっぱいになると、自分を見失ってしまうことがあります。考えれば、考えるほどネガティブなループにはまり込んでしまう…そんな体験もあるでしょう。今回は、頭の中がグルグルしている迷走女子のためのセルフカウンセリングをお届けします。

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ありのままで大丈夫!現状の自分をダメだなんて思わないで!!

悩みがあってネガティブになりやすい…何だか、すっきりしない…気持ちが落ち込んでいる…どうしたらいいのか、行き詰った感じ…ネガティブなループにはまり込むと、出口が分からなくなって、その自分にますます焦って、身動きが取れないような気持ちになってしまうことがあるでしょう。

そして、「なんで、こんなに落ち込んでるんだろう。落ちちゃう私って、ダメだなぁ。」とか、「ダメな子だから、こんなことになっているんだ。」「私って、変なんだ。みんなよりダメなんだ。」などなど、無意識のうちに自分を責めるような考えをしているのではないでしょうか。

どんな人でも、悩んだり落ち込んだりするものです。だから、自分だけが特別オカシイ、なんて思い込む必要もありません。

そこから抜け出すには、自分を責めて、叱り付けるのではなく、ただただ現状を認めるところからはじめましょう。「あぁ、今の私は、悩みすぎて迷走している状態なんだわ」というように。

「思考」「感情」「感覚」に気が付こう!

自分がよく分からなくなったら、この3つについて、自分に問いかけてみましょう。

①今、どんな考えが浮かんでいるかな?

②今、どんな気持ちを感じているかな?

③身体の感覚は、どこで、どんな風に感じているだろう?

悩んで、行き詰ってくると、この3つがくっついてくるんですよ!例えば、「気持ち」が分からなくなったりするんです。

だから、心の中の3つの要素を、バラバラに、きちんと分けてあげるだけでも、ちょっと楽になります。例えば…

①自分がしたいことが見つからない。見つけられない自分はダメなのではないか。

②不安

③胃のあたりがキュッと締まった感じ

というように。ノートに書き出してみると良いでしょう。上手く出てこない項目はないか、見てみて下さい。この3つに一つひとつ、ちゃんと気が付いてあげるだけでも、心は少しずつ癒され始めます。

一人つっこみを入れてみよう!

先ほどの、①「思考」「考え」に対して、一人つっこみをしてみましょう。きっと、その考えがまるで真実のように、その考えこそが正しいように感じているはずです。

そこで、まず、その「考え」を客観的に眺めてみましょう。まるで、他人の考えのように、ちょっと離れた視点を意識してみましょう。自分が少し離れたところに座っているとイメージしてみてください。

そして、「あの人が○○という考えを持っている」と、他人事のように眺めて見ます。それが出来たら、「それは、どこからそのように思ったの?」とか、「その考えは、事実かな?」と、つっこみを入れてみてください。さっきの例に当てはめて見ましょう。

考え:「自分がしたいことが見つからない。見つけられない自分はダメなのではないか。」

つっこみ:「どこから、やりたいことが見つけられない自分はダメだ、と思ったの?」とか、「何からダメだ、と判断したの?」とか、「本当に一つもやりたいことは無いかな?」「どのようにダメだと考えているの?」というように突っ込んでみます。

この一人つっこみをすることで、勝手な思い込みで、ネガティブになっている自分を見つけることが出来るでしょう。

思い込みを外すと、違う考えが湧いてきます

一人つっこみをしていると、自分がたくさんの「思い込み」の中で生活していることに気が付きます。自分の考えが、「勝手な思い込みだったのね」と気がつくと、「じゃあ、何が起こっていたのかしら?」と、違う角度で、考えられるようになります。

新しい考えが湧いてくるでしょう。「考え」が変わると、「気持ち」や「身体の感覚」にも変化が起こります。その変化をじっくりと感じてみてください。そして、変化できる自分を、たくさん褒めてあげましょうね!

ネガティブな考えの中にも、ポジティブな目的が含まれているって知ってる?

心理の療法の中には、こんな考えがあります。「全ての言動には肯定的な意図がある」というものです。

簡単に言うと、どんなにダメだな、嫌だな、と思う考えや行動だったとしても、その言動をする真の目的を探ると、必ずポジティブな目的がある、ということなんです。

その、真の目的にたどり着くには、自分に向き合って、ある質問をかけていけばたどり着きます。その質問とは、「その言動をすると、私は何が手に入って、どうなれると思ってるんだろう?」という、たっと一つの質問です。

例えば、落ち込む自分が嫌だ、というのであれば、「落ち込む」ということの目的を探ってみます。「落ち込むことで、何が手に入るんだろう?」すると、「落ち込むことでこれ以上何かをしてみようと思わなくなる」などと、出てきます。

出てきたものにに対して、同じ質問を続けます。「何かをしてみようと思わなくなると、何が得られるんだろ?」すると、「失敗して、これ以上傷つかないで済む」などと、出てきます。

この例の場合、この段階で、ネガティブからポジティブな目的になったことが分かりますか?自分が傷つかないように、自分を守ろうとするポジティブな目的になっています。

更に進めてみると、「傷つかないで済むと、どうなれると思ってるんだろう?」すると、「楽になれる。生きやすくなる。」この例のように、「自分を楽にしてあげたい」「生きやすくなりたい」「自分を幸せにしたい」というような、とっても前向きな自分に辿り着きます。

どんなにネガティブな言動でも、自分を良くしようと頑張る自分が出てくるのです。そんな、頑張る自分を、次第に愛おしく思えるでしょう。

自分をどんどん大切だな、愛おしいな、と受け入れていくと、元気や自信が沸いてきます。ぜひ、ゆっくりとご自分と向き合ってみて下さい。

そして、もし、一人で向き合って、辛い、苦しいと感じたら、どうぞ信頼できる人やカウンセラーを頼りましょう。自分のために助けを求められる勇気を、あなたはちゃんと持っているはずです。