干してた布団が下の階に落ちたことで素敵な出会いが【妄想】
干してた布団が下の階に落ちたことで素敵な出会いが【妄想】
素敵な出会い
昔から、天気のいい日に部屋の掃除をする習慣がある。
まさかこの習慣が私に素敵な出会いを運んできてくれるなんて!
ある春の日のこと。
その日もよく晴れていて、気持ちのよい掃除日和だった。布団が太陽の光を浴びてキラキラしている光景に元気をもらったりして。
掃除機をかけたり、模様替えをしたり……。
そうこうしているうちにあっという間に夕方で、そろそろ洗濯物をしまおうとベランダに出たら、布団がない。
びっくりして慌てて周りを探すと、なんと下の階のベランダに落ちてしまっていた。
急いで下の人の部屋へ。
どんな人が住んでいるのか知らなかったから「怖い人だったらどうしよう」と緊張と不安とで心臓はドキドキ。
なんとか押し込んでインターホンを押すと、出てきたのは好みのイケメン。
彼に取ってもらって、無事に布団は自分のもとへ。別の意味でドキドキしている心臓。
ありがとうって、ちゃんと笑顔で言えていたかな。
もっと彼と話したい。彼のことが知りたい。下心がばれてしまうかもしれないけれど、彼と話したいがためにお礼といって料理を作って持っていった。
口にあったかな。迷惑じゃなかったかな。また、持っていってもいいかな。
考えるのは彼のことばかり。
仕事が終わったらすぐにうちに帰りたいし、彼ともっと仲良くなりたい。
まさかこんな近くに彼のような素敵な人がいるなんて考えたこともなかった。
布団様々、なんて、ね。
writing by love recipe編集部