コンドームで防ぐことが出来ない性感染症「毛じらみ症」
コンドームで防ぐことが出来ない性感染症「毛じらみ症」

コンドームで防ぐことが出来ない性感染症「毛じらみ症」

コンドームで防ぐことが出来ない性感染症、毛じらみとは?

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毛じらみとは?

しらみには毛じらみ、頭じらみ、衣じらみなどいくつかの種類がありますが、毛じらみは主に陰毛に寄生するものをいいます。

毛じらみは血を吸って生きる一種の寄生虫で、全長1~2㎜程度、幅が広くカニに似た形をしており、先がかぎ針状になった3対の足を持っています。

よく目を凝らして見ると、虫体は皮膚や陰毛に褐色の点状に、虫卵は陰毛の根元近くに白色の点状に付着しているのが見えます。

白い下着を身につけていると、血を吸った部分が赤い点のシミとして確認できます。

毛じらみは毛の根元に寄生し、あまり動かずに一日数回吸血します。

毛じらみの感染ルート

最近、毛じらみは性感染症の一つとして捉えられるようになりました。

感染経路としては性行為によるものが多いのですが、陰毛同士の接触で感染するため、クラミジアやHIVなどの性感染症と違ってコンドームでは完全に防ぐことができません。

また温泉やサウナのタオルなどで感染することもあります。

毛じらみは人の体から離れても、24時間くらいは暖かいところで生きているので、タオルや布団などから感染する可能性があるのです。

毛じらみの症状

毛じらみに感染すると、とにかく猛烈なかゆみに襲われます。

あまりのかゆさに、人前でも思わず陰部をさらけ出して掻いてしまいたくなるほどで、何も手に付かなくなる人もいます。

症状はかゆみのみで、最初は皮膚の湿疹やかぶれなどは起こりませんが、かゆみのあまり、掻き過ぎて湿疹を形成したり、細菌感染を引き起こしたりすることがあります。

初めはちくちくと針で刺すようなかゆみが生じ、毛じらみが成長して数が増えるに従って次第にかゆみも強くなっていきます。

激しいかゆみを感じるため、感染に早く気付くことが多いです。

毛じらみの診断は、医療機関で虫や虫卵を肉眼や顕微鏡で見て確認します。

毛じらみ症の治療

治療としては「スミスリンシャンプー」や「スミスリンパウダー」という専門の治療薬を定期的に使用して駆除します。

症状がひどい場合は、剃毛をします。

剃毛によって毛じらみの居場所がなくなり、卵も含めてより完全に駆除することが可能になるのです。

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