予防が大切!日常生活で簡単にできる風邪・インフルエンザ対策3つ
ここ最近で一気に寒くなり、いよいよ冬本番という感じがしますね。日々の温度差に体調を崩してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?特に冬はインフルエンザの感染も心配ですよね。もちろん予防接種などで対策もできますが、他にもっと日常的にできるものはないかと悩む方も多いはず。今回は、日常生活で簡単にできる風邪・インフルエンザ対策を紹介していこうと思います!
乾燥は大敵! カテキンでウイルスの感染を予防
風邪のウイルスもインフルエンザのウイルスも、主な感染源は飛沫感染や接触感染。
鼻や口から気道に侵入してきたウイルスをシャットアウトする働きを持っているのは喉です。
喉の粘膜には線毛という細かい毛が張り巡らされており、この線毛でウイルスなどの異物がキャッチされ、口方向へと運ばれて、最終的にはたんと一緒に体外に排泄されます。この線毛の働きは喉がうるおっていることで正常に機能するのですが、冬になり湿度が下がって乾燥した環境になると、この機能が低下してしまいます。したがって喉をうるおしておくことも、とても重要なインフルエンザ予防になるのです。
しかし恐ろしいことに、インフルエンザウイルスは気道に入ると比較的短時間で感染してしまいます。1日数回の水うがいをしても予防できないので、インフルエンザに関して水うがいの有効性が疑問視されているのです。1日におよそ70人もの患者さんを診ている呼吸器専門医の大谷先生は「私は、患者さんを診察するたびに緑茶で水分を補給します。緑茶のカテキンによるウイルス感染予防に期待すること、また口の中の乾燥を予防するためです。7〜10分おきに1口飲んでいます。乾燥を防止することはとても重要です」とアドバイスされています。
インフルエンザの短時間感染を防ぐためには、こまめな水分補給が非常に大切です。自分の中で「この作業が終わるごとに」、「何分ごとにアラームをかける」などの基準を設けて、忘れないように習慣化すると継続しやすいですね。
歯磨きもインフルエンザ予防に!? 意外と重要な口腔ケア
さらに意外なことに、歯磨きも立派なインフルエンザ対策になるのです。
日本からの臨床データでは、口腔ケアがインフルエンザ予防に有効だったと報告されているそう。
口腔内細菌から産生されるタンパクがインフルエンザウイルスの気道への侵入と増殖を促してしまうため、口腔内の細菌数を減らせば、インフルエンザに罹患しにくくなるとのこと。
歯磨きは、比較的行いやすいと思いますので、前述の水分補給と合わせて、こちらも定期的に行うと良さそうですね。
やっぱり食事! ビタミンC、ビタミンDを意識的に取り入れて
風邪予防として、やはり有名なのはビタミンC。
重労働下の厳しい環境ではビタミンCが風邪予防に有効だという研究結果もでています。
睡眠不足が続き、疲労がたまりやすい年末年始はビタミンCを積極的に摂取しましょう。
ビタミンCを多く含むレモンをそのまま食べるのはハードルが高いかもしれませんが、レモンウォーターにすることで簡単に取り入れることができます。
さらに、まいたけなどのきのこでビタミンDを取り入れることも大切です。ビタミンDは風邪やインフルエンザなどのリスクを軽減する働きがあり、きのこの中でもまいたけは含有量トップクラス。鍋などに入れると簡単にたくさん食べることができますね。
また、まいたけは食物繊維も多く含まれ、女性が悩みがちなお通じにも良い期待ができます。
お通じが良くなると腸内環境が整い体の抵抗力が強くなる可能性が大いに考えられますよ。
いかがでしたか?予防接種に加えてこういった日常的にできる予防を取り入れることで、感染リスクをかなり軽減することができます。1つずつでもいいので、ぜひ試してみてくださいね!
今回の記事は、池袋大谷クリニック院長の大谷 義夫先生、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹 真一郎先生からのお話をもとに作成しています。
presented by MyReco(https://myreco.me/)
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writing by myreco