こんな時どうすれば良い?おもちゃを取り合う子供の心理に隠されたサインとは
子供がおもちゃを取り合ってケンカになってしまった場合、ついつい大声を出したり、やめさせようとしておもちゃを取り上げてしまう事はないでしょうか。兄弟ゲンカならまだしも、他の子供のおもちゃを取り上げたりするのは親としては困ってしまいますね。実は「おもちゃが欲しい」という単なるワガママではなく、子供が今の状態に不満や不安を感じていて、それがよくない行動となって表れている場合があります。おもちゃを取り合う子供の心理3選と対処法をご紹介します。子供の発するサインに気づき、子供の目線で向き合いましょう。
自分に注目して欲しい
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誰しも認めて欲しい、注目して欲しいという承認欲求がありますが、子供は特にその傾向が強いです。
子供は親や保育者とのかかわりの中から徐々に成長して一人だちして行きますが、小さいうちはなにかと目配りをしてあげないと成長段階でつまづいてしまう恐れがあります。
言葉を発する事も未熟なため、上手く自分の気持ちを伝えられずに大声をだしたり、周りの目を向けさせるような行動をする事があります。
子供が自分に注目して欲しくてそのような行動をするのか見分けるポイントとして、大人の方を見て泣き出したり、駆け寄ってくる時があります。
そんな時は「おもちゃが欲しい」ではなく「注目して欲しい」サインの表れかもしれません。子供との関わりを今一度見直してみる事で、良い関係を築く事ができます。
コミュニケーションを上手くとることが出来ない
おもちゃの取り合いは自我の発達し始める2歳から3歳の間に良くある事です。それ以上の年齢になると友達一緒に遊んだり、おもちゃの貸し借りをしたりと上手に遊べるようになります。
ですのでおもちゃの取り合いが見られたとしても3歳以下の子供であれば、成長発達の途中ですのであまり神経質にならなくても良いでしょう。
過度に叱りすぎたりしてしまうと、親に対して「わかってくれない」という思いを抱くようになります。他の人の手前つい感情的になってしまう事もありますが、強く叱らずに優しく接しましょう。
「お兄ちゃん お姉ちゃんだから」などと言われ我慢が限界に達している
「下の子供が出来ると上の子が赤ちゃん返りをして甘えてくるようになった」というのは良く聞く話ですね。
「お兄ちゃんお姉ちゃんだから」という言葉は知らずのうちに子供にとってストレスになっている場合があります。
子供にしてみると、下の子ができたからといって急に聞き分けの良い大人になれるわけではありません。そのようなフラストレーションから他の子供のおもちゃを取ってしまう事もあるのです。
そのような時は意識して上の子供と接する時間を増やしてあげると良いでしょう。思いっきり甘えさせてあげると満足して自然とお兄ちゃんお姉ちゃんのふるまいをするようになると思います。
おもちゃを取り合う子供の心理3選と対処法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
こどもがわがままを言ったりするとつい強く叱りがちですが、実は逆効果です。子供の発する隠されたサインに気づき、良い関係を築きましょう。
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