結婚して疎遠になってしまう女友達の特徴とは?
学生時代仲が良かった女友だちでも、就職、結婚と環境が変化すると疎遠になってしまうことがあります。いっぽうで、環境の変化に負けず、友人関係が長く続く女ともだちもいます。この違いはどこにあるのでしょうか?
【1】共感・同調しながら仲良くなる女性たち
女性は、お互いに相手に共感・同調し、仲を深めていく生き物。これは古来より、力の弱い女性同士が身を守るために編み出した処世術と言われています。
体が小さく戦うすべを持たない女性は、女性同士のコミュニティで身を寄せあい、外敵から身を守りました。その中で互いを仲間とみなし一緒に過ごすためには、お互いに「敵意はないよ」と伝えあう必要があります。
そのため女性は男性に比べて共感能力が高いと言われているのです。職場などで女性同士を観察していると、ランチタイムや女子トイレなど仕事(本来の目的)以外の場面でも一緒に過ごし、「わかる、わかる〜」と相手に同調しながら仲良くなっていきますよね。
【2】環境の変化で女性同士の関係も変わる
ところが、女性の人生は転機が訪れるタイミングがさまざま。 いつどんなところに就職するか、どのタイミングで結婚するか、相手はどんな男性か、子供をいつ何人産むか……これらが異なる相手には得意の共感能力が発揮しにくくなってしまうのです。
職場の同僚など、一緒にいる目的(仕事など)が明確な相手の場合は立場が違っても共感できる部分があります。しかし学生時代の友人など、たまたま一緒のコミュニティで過ごしただけという相手の場合、共感できる部分がなくなると、関係ももろくなりやすいのです。
【3】「変わってしまった友人」は、実は変わってなんかいない?
「最近会ってないな」と思う友人の顔を思い浮かべてみてください。その中に「あの子と疎遠になっちゃったな、でも仕方ない、あの子前と変わっちゃったし」という友だちはいませんか?
変わってしまった理由は、就職・結婚・出産などさまざまだと思いますが、よくよく考えてみると、実は変わってはいない、ということがままあります。
たとえば子供を産んでから頭の中が子供一色になってしまった友人。その友人のパーソナリティは、おそらく昔から、自分の関心ごとにしか興味がないとか、そんなものだったはず。子供を産んだから変わったわけではありません。
学生の頃は、別の何か……同じ部活だったとか、一緒に試験勉強を頑張ったとか……を共有していたから仲良く過ごせていただけなのではないでしょうか。
逆に、会う頻度は減っても「疎遠」とは思わない友人もいるはず。そういう相手は、お互いに根本の部分で理解しあえている可能性が高い相手と言えそうです。
【4】自分から、相手に共感をするように
大切な友人と疎遠になってしまった場合。残念ですが、相手の価値観を変えたり、興味を自分に向けるようにコントロールすることはできません。
ですが、自分の考えを柔軟に変化させることは可能です。昔の友人と久しぶりに連絡をとる機会があったら、相手の置かれている環境をすばやく察知し、パーシャルでもいいから共感できるところを見つけること。
自分の話ばっかりしないように気をつけること。こういった気遣いをすることで、またお互いに近い環境に置かれるまでの間、いい関係を保つことができるはずです。
writing by TADACO