恋活や婚活に打ち込んでいる女性は、「認知バイアス」とのワードを一度は聞いたことがあるかもしれませんね。あるいは初耳かも。そこでこの記事では認知バイアスの種類や恋愛とのつながりの他、対処法などもご紹介していきますので、彼氏持ちの女性も、片思い中の女子も、ぜひ参考にしてくださいね♡
脳がある出来事の判断を誤らせること！
バイアスとは偏りや偏見、歪みのことです。
認知バイアスとは過去に得た経験や知識が、目の前の出来事の判断を邪魔すること。
頭の中にある記憶が、対象に対する見方を歪めたり、偏らせたりすること、とも言えます。
それに誰もが認知バイアスの罠にハマることがあるもので、現在、心理学や倫理学など、様々な分野で研究されています。
【参考記事】偏見についてもっと知りたいなら！▼
都合の良い情報だけを重視！
認知バイアスと間違われやすいものに、「確証バイアス」があります。
認知バイアスは頭の中の雑多な情報が、対象に対する見方を歪めることですが、確証バイアスはちょっと違います。
確証バイアスとは自分にとって都合の良い情報ばかり集めて、そうではない情報を軽視したり、あえて無視したりした上で、ある物を分析・判断することです。
確証バイアスは恋愛の分野でもしばしば見られます。
あなたも恋に落ちたなら、その人の良い面や魅力にばかり注目し、欠点やだらしがない一面は軽視してしまうのでは？
認知バイアスと確証バイアスは別物ですが、誰にとっても無関係ではない点は共通しています！
【参考記事】判断についてもっと知りたいなら！▼
正常性バイアスなど！
実は認知バイアスは一種類ではありません。
「認知バイアス」とはいくつものバイアスをひとまとめにした言葉でもあります。
先ほどお伝えした確証バイアスも認知バイアスの一つです。
他にも「正常性バイアス」「知識の呪縛」「貢献度の過大視」などがあります。
「正常性バイアス」はあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
「楽観性バイアス」と呼ばれることもあるもので、例えば「世の中には大事故や犯罪に巻き込まれる人がいるけれど、私は大丈夫」と思い込んでしまうことです。
事故や犯罪に巻き込まれる確率、それに重い病を患う可能性は男女を問わずゼロではありません。
なのに「私は大丈夫」と楽観視している人は、知らずしらずのうちに楽観性バイアスを患っていると言えます。
自分の常識は他人の常識！
知識の呪縛も誰にとっても無関係ではありません。
「自分が知っていることは他人も知っている」と思い込むことで、「自分の常識は他人の常識でもある」と考えている人も、「知識の呪縛」にとらわれています。
あなたも大好きな人に大好きな話題を口にしたところ、「それ、何？」と言われて驚いたことがあるのではないでしょうか。
あるいは海外旅行したときにカルチャー・ショックを受けたことがあるのでは？
知識の呪縛も色々な場面で表に出てきます。
「貢献度の過大視」もそうです。恋愛を楽しんでいる男女に見られることが・・・・
これは「人は自分の苦労や努力を多く見積もり、過大評価する」というもの。
男性も女性も自分がした苦労や努力は実際の量より多く感じるし、過大評価してしまうものです。
恋愛を台無しにする力あり！
認知バイアスは恐ろしいもので、患うと素敵な恋愛ができなくなってしまいます。
特に確証バイアスや楽観性バイアス、知識の呪縛、貢献度の過大視を患ってしまうと、片思い中の人に不快な思いをさせたり、彼氏と喧嘩になってしまったりします。
大好きな人の危険な欠点に目をつぶったり、「世の中には夫や彼氏に捨てられる人がいるけど、私は大丈夫」と思い込んだり。
あるいは彼氏を「何も知らない無知な人」とバカにしたり、「私はこんなに頑張っているのに、彼ったら」と頻繁に苛立ったり・・・・
認知バイアスに引っかかると、様々な瞬間に、恋や交際が危機を迎えるようになります。
ですから彼氏がいる女性も、片思い中の女子も、普段から認知バイアスに引っかからない言動を心がける必要があります。
謙虚になり認知バイアスを克服しよう！
「認知バイアスに引っかからないためには、どうしらいいの？」と思うなら、片思い中の女性も、彼氏持ちの人も、自分の思い込みや意見にとらわれないことを心がけておくといいですよ。
そのようなものにこだわっていると、つい「私は頑張っているのに、彼は怠け者でどうしようもない」とか、「彼、優柔不断って言われてる。警戒しなきゃ」とか考えてしまい、判断を誤りがちです。
それに周囲の人の意見に謙虚に耳を傾けることも大切です。
友達や同僚に、「彼は外見は良いけど、信用できない一面があるよ。告白しちゃダメ」なんて言われたら、無視せず、好きな人のことを客観的に観察してみましょう。
危ない人に引っかからずにすむはずですよ。
それに色々な人の意見を無視せず、どんどん取り入れていると、「無知な彼はダメな人」「私だけは大丈夫」なんて思い込むこともなくなります。
普段から色々な人の意見をしっかり聞き、思い込みや一つの意見にとらわれないようにしておきましょう♡
writing by love recipe編集部