声を出すだけでダイエットってどういうこと?と疑問に思う方もいるかもしれません。自分がヴォイストレーナーとして生徒さんを指導させて頂きながら「何となく続けていたらウエストが細くなった!」「毎日続けていたらいつの間にか腹筋が割れて来た!」などの声を耳にするようになったので、その方法などを少しずつお伝えしていこうと思います。
ヴォイストレーニングをする上で大切なのはお腹の横隔膜(インナーマッスル)をしっかり運動させること。
今回は食事とヴォイストレーニングについてです。
トレーニングに効果的な時間帯として、朝昼晩いつが良いというのは特にありません。
但し、お腹の状態に関しては、食後1時間ほど空けた方がいいでしょう。
エクササイズは想像以上にカロリーを消費するため、空腹で行うと貧血を起こしてしまう事があります。
あまり時間のない時にエクササイズを行うとしても、前もって何か軽くお腹に入れておくことをお勧めします。
そこで軽くお腹に入れるのにお勧めの食品は…
消化もよく、早くエネルギーに変えてくれます。
この手の栄養補助食品はエネルギー補給のためカロリーが高いので、食べる場合は朝、または昼をお勧めします。
余談ですが、喉には「かりん」が良いと言われています。温かい飲み物で喉を温めてから声を出すと喉にも優しいですね。
ちなみに家庭で使う砂糖は「てんさい糖」がお勧めです。てんさい糖には腸にも良いと言われるオリゴ糖を含んでいて、体を温める効果あります。
逆に身体が冷えていると声を出しにくく、喉を痛めてしまうこともあります。
ナスやキュウリ、トマト、ゴーヤなどカロテンやカリウムを多く含む夏野菜は、喉や体を冷やすと言われていますので、エクササイズ前は控えた方がいいでしょう。
ということで、まとめると…お腹いっぱいの状態でエクササイズを行わない、食後1時間ほどは空ける、以上のことに気を付けて行えば尚効果的でしょう。
writing by 吉永剛志