なつみ/女性/15歳
突然ですが、私は世間で言う『アニメオタク』の女子です。趣味として日常的にアニメとかマンガを見たり、ゲームをしているせいか、現実の男性を見ても『カッコいい』『好き』などという感情が芽生えなくなってしまいました…。
素敵な相手とデートしたいとか、話がしたいという感情もありません。
それどころか、男性との接触も消えてしまい、アニメを見るのを止めようとしたのですが、無理でした。恋をしたいと思っているのにアニメが邪魔してできません…。
でもアニメも漫画も大好きです。こんな私でも今後恋はできるのでしょうか？
監修者/武田亜季
なつみさんは、アニメが大好きなのですね。
アニメは、現実ではできないことが可能になったり、夢いっぱいの世界ですものね。惹かれる気持ちも分かります。
アニメに出てくるキャラクターは、見た目もキレイで、セリフも感動的なことを言いいますものね。実際の人物よりも魅力的に見えてしまうのも当然のことかもしれません。
なつみさんの年頃の女の子だったら、
「こういう男性にこんな風に接してもらいたい！」
「こんな恋がしてみたい！！」
って憧れを抱いて、ココロをときめかすもの。そんなロマンチックな想像は、女の子の特権かもしれませんね。
なつみさんにとっての理想が、アニメの中のキャラクターにあるのでしょうね。人によっては、それが芸能人だったりスポーツ選手だったりするのでしょう。
そして、なつみさんは、現実の男性に対して『カッコいい』とか『好き』という感情が芽生えなくなっていることを、心配しているのですね。
心配しているっていうことは、本当は現実の世界で「恋がしたい！」という気持ちが、なつみさんの中で大きくなってきているっていうことかもしれませんね。
なつみさんの周りにいる男性を「異性」として見ると、「分かっていないな～」とか「キレイじゃないな～」など、どうしても理想のキャラクターと比べちゃうんじゃないかしら？
なつみさん自身はどうですか？
アニメの主人公のように、パーフェクトにはなかなかいかないもの。比べてしまうと、あきらめてしまったりしていませんか？誰の中にも、素敵な部分があります。もちろんなつみさんの中にもね。
その部分にお互いが気がついて、認め合って、関わり合うのが人間だと思うんです。友達でも恋人でもそれは一緒じゃないかしら？
アニメが好きだっていいじゃない。自分がその中のどこに惹かれているのか、ちゃんと解っていることが大事だと思いますよ。
自分に自信を持って、どんどん色んな人と接してみましょう。きっと、なつみさんの人生の中で宝物になるような出会いがあるはずです。
writing by 武田亜季