高月/女性/17歳
付き合い始めて3年になる彼氏がいます。
ですが、過去に強姦未遂に遭った事があり、彼と『手つなぎデート』すら出来ない状態です。
彼は未遂に遭った私を受け入れてくれました。
私はデートで彼と手をつなぎたいと思っていますが、未遂であっても怖かった事には変わりなく『男性と会話する』事は出来ても、『男性に触れる』という事がまだ怖いです。
彼は『ゆっくりでいい』と言ってくれていますが、申し訳なくて焦ってしまいます。
こんな私は、どうしたらいいのでしょうか？
監修者/武田亜季
高月さん、こんにちは。
大変辛いことがあったのですね。
そのことがトラウマになっていて、大切な彼ともなかなか手を繋げないでいるのですね。
どんなにもどかしい気持ちでいることでしょう。
優しい彼は、「ゆっくりでいい」と言ってくれているのですね。
きっと、彼の優しさを嬉しく感じる自分と、そんな彼の気持ちに答えられないことに焦る自分がいるのではないでしょうか。
高月さんが男性を怖いと思うのは、ショックな出来事があった時、ちゃんと元気に生きていけるように自然と防衛のシステムが発動したからなのです。
まったくおかしいことではないのですよ。
ただ、緊急の処置として、広い範囲で防御システムを発動させたので、
「男性=危険・怖い」
となっているのです。
相手を「怖い」と感じる高月さんの中の自分は、一生懸命あなたを守っているつもりなのです。
1人で頑張ってきましたね。
高月さんの中で頑張っている、その部分にもねぎらいの言葉をかけてあげて下さい。
ありがとう・・・と。
焦る気持ちが薄れてきたら
、「全ての男性が酷い人ではない。」
「強姦をはたらいた人と、彼とは全く別の存在。」
と、自分に教えてあげましょう。
彼はあなたにとってどんな存在ですか？
彼のどこに魅力を感じているのでしょう。
高月さんは、彼とどんな時間を作っていきたいですか？
ゆっくりと、彼との大切な時間を、どんな楽しい幸せなものにしていきたいのかをイメージしてみましょう。
初めは、ほんの少し、彼に触れてみるところから始めてみても良いでしょう。
触っても「安全」ということが分かれば、だんだん防御システムも必要な範囲になっていくことでしょう。
どうしても、トラウマが大きい。
という場合は、ぜひカウンセリングを使ってみて下さい。
高月さんが、一日でも早く、心から笑顔になれることを願っていますね。
writing by 武田亜季