かこ/女性/33歳
間もなく結婚式をあげる予定です。
以前の相手とは10年以上関係が続いていましたが、喧嘩して着信拒否が続き、結局別れてしまいました。その後あきらめて、新しい人を見つけようと思って出会ったのが今の婚約者です。
今の男性とは、1年くらい恋愛をして、あっという間に結婚となりました。
が、やはり10何年も一緒だった元カレをふと思い出してしまったり、「また電話してもまだ着信拒否なんだろうな」と思って掛けるまでには至ってませんが悲しい気持ちになる時があります。
内容的に家族や友達にも相談しづらくて悩んでいます。どうしたら、元カレへの未練を断ち切れるでしょうか？
こんな気持ちで、婚約者とまともな結婚生活を送っていけるのか不安なんです。
監修者/武田亜季
かこさん、
結婚式を控えた今も前の彼を思い出して、悲しくなってしまう時があるのですね。
人生の1/3の時間を一緒に過ごしたのです。
きっと色々なことがあったでしょうね。
前の彼のことをふと思い出したり、最後に着信拒否されたことを思い出して、今もだろうか・・・と考えてしまったり、自分では、まだまだすっぱり割り切れていないと感じているのですね。
前の彼は、かこさんにとってどんな存在だったのでしょう。
連絡が取りたいのに、取れなくなってしまった時から、かこさんには、彼にずっと伝えたかったことや聞きたかったことがあるのではないでしょうか。
彼に伝えることのできなかったかこさんの気持ちは、封印されて、未消化のまま、かこさんの心の中に立ち止まっているようです。
それで、かこさんの中で、彼との事がちゃんと終わらないのかもしれませんね。
未消化の気持ちは、行き場をなくし、いつまでも私たちの心の中にとどまってしまうことがあります。
そんな時、ペンをとって、彼に伝えたいことを、思いのまま紙に書き出してみるのも効果的です。
彼が今、かこさんの目の前で話を聞いているとイメージしながら、彼に語りかけるように、思いのたけを書きだしてみます。
全てを書き出したと思えたら、ゆっくりと深呼吸をして、今書いたことを読み返してみてください。
彼へのかこさんの気持ちは、こうして紙に表現してみるだけで、きっと落ち着いてきます。
未消化のまま、とどまっていた気持ちは、ゆっくりと溶けて消化されていきます。
彼に、実際に連絡をとらなくても、こうして、かこさんが自分で自分を癒していくことができるのです。
私たちは、いつも自分の意思で何かを選び、同時に何かを捨てながら生きています。
かこさんも、これまでの人生で大きな決断、選択を繰り返してきているのです。
かこさんは、何を大事に、選択し、決断してきたのでしょうね。
どんなことが決断、選択の基準になっているのか、少し、振りかえってみましょう。
かこさんの中の軸がきっと見えてきますよ！
全ての時間が今のかこさんに繋がっています。
全ての自分を大切に、愛しんであげてくださいね。
心の中を整理するために、カウンセリングを受けてみることも、おすすめです。
writing by 武田亜季