さおり/女性/18歳
サークルの先輩に好きな人がいます。
メールをしたり、映画に誘ったり、今は片思いで頑張っています。
周りのサークルの友達はみんな応援してくれていて、相談にも乗ってくれてすごく助かっているし嬉しいのですが、高校の時に好きな人を相談相手の友達に取られてしまったことが二回もあったからか、また取られてしまうんじゃないかと心配になります。
せっかく力になってくれているのに疑いの気持ちを持っていることが申し訳ないです。どうしたら心から信用できるのでしょうか？
監修者/武田亜季
さおりさんは、さおりさんの片思いを応援して力になってくれている友達を、心から信用できるようになりたいと思っていらっしゃるのですね。
信頼して、どんなことでも相談していた友達に、自分の好きな人を奪われるショックは大きかったでしょうね。
どんなに深く傷つき、悲しい思いをされたことでしょう。
こんなにも辛い経験を二度もしているのですもの、慎重になってしまいますよね。
でも、さおりさんに気づいてほしいことは、さおりさんを裏切った友達と、今のサークルの友達は別の人だということです。
このことを、しっかりと自分の心に言い聞かせてみてください。
今のさおりさんの片思いを心から応援してくれている友達に、また裏切られるかもしれないと思っていると、その不信感は相手にも伝わるものです。
逆の立場になってみて、さおりさんが、せっかく親身に相談にのっているのに、信頼してもらえてないのかな…と感じたら、どんな気持ちになるでしょう。
自分のことを信頼してくれない相手を、自分も信頼することはできないですよね。
さおりさん、勇気をだして、まず自分から相手を信じることを始めてみませんか。
きっと、信じる気持ちが相手に伝わって、信頼関係が豊かなものになりますよ。
裏切られてもいないのに裏切られるかもしれないと想像して、相手を疑う気持ちは、せっかく築ける人間関係を壊してしまうだけですもの。さおりさん、疑う心を手放して仲間の応援に応え、先輩のハートをゲットしてください。
それから、もうひとつ。
「決断し、行動するのは自分自身だ」ということを忘れないようにして下さい。
友人は、あくまでもさおりさんが一歩を踏み出す応援団です。全ての決定は、自分自身がしていくものだと強い覚悟をしていると、きっと友人関係も今よりスムーズになりますよ。
これからのさおりさんが、好きな人や友達と共に楽しく過ごされること、幸せな人間関係を築いてゆけることを願っています。
writing by 武田亜季