SEXは“子作り=生殖”のための行為というだけではなく、精神的・肉体的な欲求の満足、パートナーとの愛情の確認にも役立ちます。SEXに関する研究は、日本に比べて欧米がはるかに進んでいるのです。それだけSEXと健康を密接に考え、真剣にSEXについて考えていることがうかがえます。ここでは、SEXに関するいくつかのデータを紹介します。
「仕事で疲れている」「面倒くさい」「出産後、何となく」という理由で日本人のセックスレス化が進んでいますが、SEXは“子作り=生殖”のための行為というだけではなく、精神的・肉体的な欲求の満足、パートナーとの愛情の確認にも役立ちます。さらに、SEXに関する研究では、様々な健康効果があることがわかっています。残念ながら「SEXでキレイになる」という研究はありませんが、健康効果としては、肥満の改善、安眠効果、ストレスの解消、血管を丈夫にするなど諸説あります。SEXに関する研究は、日本に比べて欧米がはるかに進んでいるのです。それだけSEXと健康を密接に考え、真剣にSEXについて考えていることがうかがえます。
イギリスのボディケアブランドが行った「SEX後の睡眠」調査では、イギリス人女性の6人に1人が、SEXしたあとにぐっすり眠れたと実感していることが明らかになっています。また、アメリカのアリゾナ大学の研究では、快眠できていないカップルは、2人の関係が良好でないことが明らかになりました。
イギリスの研究で、ノーマルなSEXをする人は、アブノーマルなSEXをする人やSEXをしない人に比べて、血圧が安定していてストレスが少なく、幸福感、パートナーとの信頼感、性的な満足感が高いことがわかりました。
イギリス人男性914人を20年間追跡調査した結果、SEXを週に1～2回する男性は、月に1回未満の男性に比べて心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中になりにくいということがわかりました。
アメリカとスイスの研究において、性欲と愛情はそれぞれ脳の別の領域を活性化し、愛情は性欲が満たされたときに形成される反応であることがわかりました。いかがでしたか?パートナーとの心と体をつなぐSEX。意外な健康効果もあるのです。
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writing by 松村圭子