目覚めた時の軽いキス、ベッドの中での濃厚なキスetc…。キスは二人の間の特別なひと時ですが、実はカラダとココロに大きな影響を及ぼしていることを知っていますか?ここでは、キスがもたらす驚きの効果を6つご紹介しましょう。
アメリカの大学の研究では、キスをすると男性は“愛情ホルモン”とも言われる「オキシトシン」というホルモンが増加することがわかりました。
一方、女性の場合は逆に低下するという結果になりましたが、ムードのある場所では女性もオキシトシンが増加しました。
つまり、男性の場合は場所を選びませんが、女性はキスで愛情を深めるためには、ムード作りが欠かせないということです。
①と同じ研究で、キスをすることで男女ともに“ストレスホルモン”とも言われる「コルチゾール」が低下する結果となりました。キスをすることでストレスが和らぐというわけです。
ノーベル賞のパロディ版と言われる「イグノーベル賞」医学賞を受賞した木俣医師の研究によると、アトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎の患者にパートナーと個室で30分間キスをしてもらい、その前後のアレルギー反応を調べたところ、キスをした後ではスギ花粉やダニに対するアレルギー反応が減弱したという結果になりました。
キスをすると、オキシトシンとともに「βエンドルフィン」というホルモンが増加します。βエンドルフィンが分泌されると、脳がリラックスし、イライラが鎮まります。
オキシトシンの分泌が増加すると、体脂肪の燃焼が促されることがわかっています。
さらに、過剰な食欲が抑えられる効果も。これらの作用によるダイエット効果が期待できます。
キスをするときに、唾液を通して多くの菌が交換されることによって、新たにそれらの菌に対する抗体が作られるため、お互いに免疫力がアップすると言われています。
いかがでしたか?そのほか、カナダでは“行ってらっしゃい”のキスを交わしてから家を出るカップルは収入が25%高く、寿命が平均5年長くなるという驚きの研究結果も。
人間のカラダには、キスを求める仕組みがあるというわけですね。
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writing by 松村圭子