小日向奏音/女性/14歳
私は同性愛者です。
自身は、この現状に満足してるんですが、私の事を知っている人達はすごく不安なようで、よく「異性愛になれるよう意識しなさい」と言われます。
初めに書いた通り今はこれで満足してますが、将来の事も考えて、異性を見れるよう努力したほうが良いんでしょうか？
監修者/武田亜季
小日向さん、小日向さんの年齢で、周りのお友達とご自分の違いを認めることは、どれほど勇気のいることだったでしょう。
お友達との違いや、周りの人の声に、たった一人悩み、苦しい思いをたくさんされてきましたね。
そして、今ここで、「私は同性愛者です」とはっきりとお話されたこと、小日向さん自身が、じっくりと考え、ご自分なりに見つけた大切な「自分らしさ、生き方」なのでしょうね。
男性より女性の、どんなところに魅力を感じているのでしょうか？
相手が男性か、女性か、ということに関わらず、小日向さんが相手に、何を求めているのかを考えてみることも、大切かもしれません。
あなたを大切に思う方たちは、小日向さんが、社会に受け入れられず苦しい思いをするのではないか、と心配しているのかもしれませんね。
「誰かを大切に思えること」は、素敵なことです。
一方で、同性愛そのものが、まだ、社会的に受け入れられにくい現状もあります。
お仕事や生活そのものも、苦労があることでしょう。
「それでも女性を愛したい」という気持ちなら、そこには、どんな強い思いが自分の中にあるのか、見つめてみるのもいいかもしれません。
もしかしたら、「心」の中に、男性に対する抵抗が何かあるかもしれませんね。
「男性」「女性」関係なく、人としてどんなところに魅力を感じ、尊敬するのか、自分を知っていきましょう。
そして、人生を豊かにする人間関係を築いていかれることを、願っています。
writing by 武田亜季