『世界の中心で、愛をさけぶ』や『ゴースト/ニューヨークの幻』など、誰にでも理想の恋はあるものです。もちろん男性にだって憧れはあるはず。そこで今回は「男性が憧れる映画の中の恋愛」をランキングしてみました。
実際に振り回されるのはまっぴらごめんでも、そんな恋をしてみたいと思うのが男性のようです。
トムとつき合っているのかと思えば、「真実の愛なんてない」「あなたと友達になりたい」「真剣なつき合いはできない」と言って距離を置く。
別れた後に再開したら自宅に誘い、「別の男性と結婚する」と打ち明ける。
『(500日)のサマー』は、どんなに振り回されても彼女が好きだというトムの恋愛。男性は純真な恋愛を望んでいるのかもしれません。
人は誰でも仕事で壁に行き当たり、悩むことがあります。
そんなとき、男性は『ラブソングができるまで』のソフィーのように、さり気なくヒントをくれる女性がいて欲しいと思うものです。
しかも、ソフィーは恋人の大きな過ちも、男性が後悔を伝えると許しています。男性はそんな恋愛を望んでいるようです。
不治の病で亡くなったアキとサクの甘くせつない純愛。
映画の『世界の中心で、愛をさけぶ』では、大人になったサクの姿をからめて描かれています。
最後はサクがフィアンセと、あの日にアキと目指したオーストラリア・エアーズロックで遺灰をまくのですが、多くの男性はその一途な恋愛に憧れるそうです。
「自分ひとりを愛して欲しい」それは男性の思いも同じ。
その究極を行くのが『ゴースト もういちど抱きしめたい』です。女性実業家の七海と、陶芸を学びに日本に来たジュノのカップル。
七海は幸せの絶頂でバイクにはねられて死ぬのですが、その後、ゴーストとなって悪者からジュノを守ります。
男性は、「これほどまでに愛されたい」と願うのでしょう。
永遠の名作とも言える『ローマの休日』は、現実にはありえない王女と新聞記者の物語。
しかし、『ローマの休日』がいつも「男性が好きな映画ランキング」にランクインするように、男性も心の底では「おとぎ話みたいな」恋愛に憧れているようです。
主人公の月島雫が、図書館の貸出カードに書かれている天沢聖司を探しているうちに、不思議な骨董品屋の孫だということが分かるという部分から始まる『耳をすませば』。
雫は聖司に恋心を抱くようになるが、彼はイタリアに留学してしまいます。幼なじみとの恋愛は、大人になるにつれ、甘い思い出に変わります。
そんな恋愛をしてみたいのは、男性も女性も同じなのです。
記憶力が低下する病気で、妻を幸せにできなかったと後悔している巧と、その息子で自分のために母親が死んだと思っている佑司が主人公の映画『いま、会いにゆきます』。
巧の妻・澪が死亡して1年後、予告通りに雨の季節に記憶を失った女性としてよみがえりました。
雨と共に去って行った澪にまた恋してしまった巧に、主治医は「あなたたちは、出会ってしまったんですね。たったひとりの相手に」と言います。
そんなたったひとりの恋に憧れる男性は多いようです。
カメラの勉強をしている誠人と一緒にいるため、自分も写真撮影を始めた静流。
森で撮影するときも、ドーナツ型のビスケットを食べるときもいつも一緒なのですが、誠人には憧れている女性がいました。
それを知っていながら、誠人を愛している静流は、いつもついて来る…。
男性なら一度は、『ただ、君を愛してる』に出てくる妹のような女性との恋を願うのだそうです。
ふとパリで出会ったふたりが、パリにいる3日間だけ行動を共にし、一生忘れられないような恋愛体験をするという『新しい靴を買わなくちゃ』。
かつて大ヒットした『マディソン郡の橋』のようなストーリーです。
男性は案外、ロマンティストなので、ほんの一瞬だけの、燃えつきてしまう恋に憧れるようです。
男性は「はかないイメージの恋」に憧れるようです。
『抱きしめたい ー真実の物語ー』は、交通事故による後遺症で左半身がマヒし、記憶をとどめておくことができないつかさと、彼女を献身的に愛した雅巳のストーリー。
つかさは男子を帝王切開で出産後、意識不明になり亡くなってしまうのですが、男性は大きな病を抱えた女性につくしたいという願望があるようです。
男性は恋愛映画をひとりで観に行くのが恥ずかしいと言います。
しかし、憧れもあるようなので、ふたりで観て、参考にしてはいかがでしょうか?
writing by YOSHI