性病の1つ「梅毒」ってどんな病気?どんな症状が出るの?

梅毒には、性行為による皮膚・粘膜からの感染、血液を介する感染、妊婦の胎盤を通じての胎児への感染があります。

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目次

梅毒とは?

梅毒は、Treponema pallidum(トレポネーマ・パリダム:TP)という細菌に感染して起こる性感染症です。

コロンブスが新大陸の発見とともにヨーロッパに持ち帰ったことが原因で、その後全世界に爆発的に感染が広がったと言われています。

感染経路は、性行為による皮膚・粘膜からの感染、血液を介する感染、感染した妊婦の胎盤を通じての胎児への感染があり、輸血による感染は近年劇的に減少しています。

梅毒の症状 第1~2期

通常梅毒は、3~4週間の潜伏期を経て症状を現わします。

梅毒は治療しなければ、第1期、第2期、第3期、第4期と段階的に進行します。

何年もの経過を経たのち、脳や心臓への障害を引き起こし、ついには死に至ることもあるのです。

第1期には、外陰部や膣などの感染部位に、小豆大の痛みのない腫れ物ができ、これを「硬性下疳」といいます。

痛みがないため、女性の約半数は感染に気付かないと言われています。この硬性下疳は、3~12週間で自然に消えてしまいます。

第2期は、感染約3ヶ月後に全身の赤い斑点(バラ疹)で始まります。

このバラ疹は痛みやかゆみはなく、形も様々で、出たり消えたりを繰り返します。

梅毒の症状 第3~4期

感染約3年を経過すると第3期に入り、骨、筋肉、内臓にゴムのような腫瘍(ゴム腫)ができ、少しずつ大きくなり、やがて瘢痕を残して治ります。

感染後10年以上経った第4期では、心臓や血管、脳や脊髄が侵されるため、思考、会話、歩行など日常生活に支障をきたし、大動脈瘤破裂で死亡することもあります。

梅毒に感染した母親から胎盤を通じて感染した子供は「先天性梅毒」と言われます。

成長期に現れる特徴としては、角膜炎、難聴、特有な歯並び(ハッチンソン歯)などがあります。

梅毒の診断

梅毒の診断は、特有の症状と血液検査によって行われます。

血液検査は、まずスクリーニングテストを行います。

スクリーニング検査で陽性と出た場合は、次にトレポネーマ・パリダムに対する抗体を測定する特殊な血液検査を行って確認します。

治療は抗生物質のペニシリンの内服や注射を行います。

ペニシリンのアレルギーがある場合は他の種類の抗生物質を用います。

感染初期は自覚症状に乏しく、また時によって症状が消失するので放置されがちですが、この時期にきちんと治療をすれば治る病気です。

早期の治療が大切なのです。

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