妊娠をした時の体の変化~妊娠初期症状から出産までの症状とは?
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妊娠すると女性の身体は、どのように変わるのでしょうか?妊娠中の体の変化について解説します。

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妊娠すると女性の体はこう変わる

妊娠すると、女性の体は出産に向けて劇的に変化していきます。基礎体温は高温期が続き、生理は止まります。

また、ホルモンのバランスが急激に変わるため、吐気や眠気、イライラ感などの「つわり」の症状が出たり、おりものが増えたりします。

排卵~妊娠15週

排卵によって卵巣から飛び出した卵子は、射精された精子と卵管の中で結合し、受精卵となります。

受精卵は卵管から子宮内へと少しずつ移動して子宮内部で着床します。

子宮内に着床した受精卵は、そこで胎児へと育ちます。子宮内部は受精卵を受け入れるために、ふかふかのベッドのように分厚くなります。

そして、妊娠15週くらいまでの間に胎盤が出来上がります。

胎盤は万能臓器

胎盤は、胎児を包む膜(羊膜)と子宮壁の間に位置する円盤状の、妊娠中に臨時に作られる臓器です。

胎盤の役割は、まだ人間の体として1本立ちしていない胎児の各臓器の代行をすることです。

また、母親から供給される栄養分や酸素を胎児に運び、老廃物などの不要物を排出する役割も持っています。

さらに、ホルモンを分泌したり、毒物などの侵入から胎児を守る免疫機能の役割も果たしています。

着床した受精卵がわずか10ヶ月で3kgの赤ちゃんに成長するのは胎盤の働きによるところが大きく、役割を果たす期間は短いものの、まさに万能臓器といえるでしょう。

へその緒から栄養を

胎児への栄養は、胎盤と胎児のへそをつなぐへその緒を通じて送られます。

胎児は子宮の中で羊水という液体の中に浮かんでいるのですが、ほとんどの胎児が頭を下にした状態(頭位)で育っています。

その理由ははっきりしていませんが、頭が一番重く大きいから下にくるのだと考えられています。

また、胎児の頭がちょうど恥骨に支えられる格好になるため安全でもあるのです。

赤ちゃんの誕生

妊娠の経過とともに子宮はだんだん大きくなり、母体の胃や肺や膀胱・腸などの臓器を圧迫します。

そのため、母体に頻尿や動悸・息切れ・腰痛などが起こることがあります。

こうして約10ヶ月かけて胎児は育ち、通常は7~8cmの子宮も30cmを超えるくらいの大きさになります。

妊娠37週を過ぎると胎児の大きさは大体体重2,500g、身長約50cmの大きさになり、いよいよ赤ちゃんの誕生となるのです。

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