流産の起こる原因と時期について
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流産の起こる原因と時期について詳しく紹介します。

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流産の確率

流産は約10~15%の確率で起こると言われており、妊娠8~10週に起こることが多いとされています。

流産の原因として、胎児側の問題として多いのが、受精卵の異常です。

受精卵の異常とは、受精した精子、もしくは卵子に染色体の異常があり、受精卵がうまく分裂できずに胎児になる前に死んでしまう状態です。

流産の50~60%がこの染色体異常であり、この場合は妊娠4~8週のうちに約60%が流産してしまいます。

流産~母親側の問題

染色体異常は、母親の年齢と関係があり、母親の年齢が上がるにつれて、染色体異常が増加する傾向にあります。

母親側の問題としては、子宮筋腫や子宮奇形、子宮頸管無力症などの子宮の異常が挙げられます。

子宮筋腫で子宮の内腔が著しく変形しているような場合や、子宮の形が通常とは異なる形をしている場合は、うまく着床できないことがあります。

子宮頸管無力症とは

子宮頸管無力症とは、子宮の入り口が胎児や羊水を支えきれずに突然自然に開いてしまう状態のことをいい、自覚症状がなく、また妊娠していないときには検査などで発見することができません。

流産~父親側の問題

父親側の原因としては、精子の異常が考えられます。

精子量の異常である乏精子症や無精子症、精子の機能の異常である精子無力症などがあります。

これらの病気が必ずしも流産の原因になるとは限りませんが、原因のひとつになる可能性はあるので注意が必要です。

妊娠した女性の10~15%は流産を経験

妊娠したときは、喜びで幸せの絶頂にいたのに、突然の流産という出来事に直面すると、私が悪いんだと、自分を責めてしまう人がほとんどです。

妊娠した女性の10~15%は流産を経験しており、また1回目の自然流産は胎児側に理由がある場合が多いのです。自分を責める必要はありません。

まずは思い悩まず、早く心とからだの健康を取り戻し、前向きに次の妊娠に備えるのが一番です。

次の妊娠は3か月程度あけてから

流産処置をした後は、無理をすると子宮内で炎症を起こしたりして、不妊症の原因になることがあるので、安静を心がけ、医師の指示する注意事項を守って過ごしましょう。

流産後の生理は、一般的に流処置後30~40日で来ますが、次の妊娠は3か月程度あけてからがよいと言われています。

それまでは、ちゃんと排卵があるかを確認しながら次の妊娠に備えましょう。

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