普段のおりものと性病のときのおりものの違いとは?
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膿のようなおりものが!おりものとはなんなのかをご紹介します。

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おりものって何?

おりものとは、女性器からの分泌物で、子宮内膜や頚管(けいかん)、腟からの分泌物や古い細胞、皮脂腺や汗腺からの分泌液などが混ざったものです。

おりものには、細菌が腟から子宮へと侵入するのを防ぎ、古い細胞や老廃物などを排出する働きがあります。

また、生理周期によっても変化し、排卵期には精子がスムースに子宮内に到達して受精をしやすくするべく、透明で水っぽく、糸を引くような粘稠度の高いおりものに変化します。

おりものの臭いや色

腟の中には、本来デーデルライン桿菌(かんきん)という善玉菌が、乳酸を産生して膣内の酸度を高めて悪玉菌が住みにくい環境にしているため、おりものはやや酸味のあるすっぱい臭いがします。

また、おりものが外陰部に長時間とどまっていると、細菌や空気に触れることで、多少黄色っぽくなったり臭いが強くなってくることもあります。

このようにおりものは、卵巣の機能を反映して変化しているもので、成熟した女性なら誰にでもあるもの。

多少の臭いや色は心配ないのですが、いつものおりものと違って膿のようなおりものが出る場合、考えられる感染症としては、淋病やトリコモナス感染症があげられます。

淋病の時のおりもの

淋病は、淋菌という細菌によって感染します。

男性の場合は感染後2~7日くらいしてから尿道から膿が出たり、排尿時に痛みが出たりすることが多く、女性の場合は膿のようなおりものや悪臭のあるおりものがでますが、女性は男性に比べて症状が出ない場合も多く、半数以上の女性が無症状であるとも言われています。

膣トリコモナス感染症

トリコモナス感染症は、トリコモナス原虫の感染による膣炎で、膿のようなおりものや泡を吹いたようなおりものが増加し、かゆみや灼熱感を伴います。

症状は、感染後約3週間くらいで現れることが多いのですが、女性の場合は症状がないことも多く、淋病同様約半数の女性が無症状であると言われています。

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